eden* 感想、レビュー 生きたいように生きて死にたいように死ぬ


minori制作のゲーム「eden*」の感想を書きたいと思います。 ※プレイ時間目安:10~15時間

eden*

・感動・・・10

・ハマり度・・・9

・キャラ・・・9

・音楽・・・10

・CG、演出・・・10

・総合・・・10

あらすじ

遺伝子を操作し、高い知能と不老長寿の肉体をもつ超人類‘フェリクス’。そんなフェリクスのひとり「シオン」。

人類を救うという目的のためだけに、彼女は100年もの間、孤島に建つ洋館に囚われていた。自由を求めるシオンと、彼女を鳥かごに閉じ込めている地球統一政府軍の兵士・榛名亮

2人が出会ったことで始まる、地球で最後のラブストーリー――。

・ストーリーについて(シナリオ:鏡遊)

ストレートに「美しい物語」と思える作品でした。

特にこれといった捻りは何もなく、内容自体について言う事は↑のあらすじで十分な気がします。

テーマも「本当にやりたいこと」「後悔のない人生」とか目新しいものでもなかったと思いますが、今あげたテーマなんかは、人が生きていく以上、避けて通れないものであり、きっと死ぬまでそれについて考え続けていくぐらいに大切なことです。

登場人物はそれぞれ、過去に大きな後悔を抱えていたり、過去や現在に縛られながらも「自らの本当のやりたい事」「後悔ない人生」といったものを選びとろうとしてします。

どんな道を行こうが、全く後悔しないなんてことは難しいだろうし、「自分の本当にやりたいと思える事」が錯覚でなくて、間違いなく「自分の本当にやりたい事」かどうかなんて事は自分にも確かめようがない事です。

しかし、

「自分が本当にやりたいと思える事をやる事」
「後悔しないと思える道を選び取る事」

それこそが最重要であり、そうする意志が何よりも尊いのだと再確認させてくれました。

「自分の心に生まれた感情だって、人はすぐには信じられない。だけど、錯覚かもしれない感情を真実にするために・・・生きていくんだろう。」

この主人公の言葉は至言だと思いました。嘘も貫き通せば本物になるとか言いますし、嘘や偽物から始まったものであったとしても、それが何かのきっかけで本物に反転したっておかしくない訳です。

「今こうしたい」「この道を行きたい」っていうその時々の積み重ねをいつしかそれが自分にとっての真実とするために生きていく

きっとそう思える事が、死ぬ時に「良い人生だった」と満足して死ぬ為の条件みたいなものなんじゃないかなとまで思います。

大体ハッピーエンドって言うと、主要キャラがみんな生きてて、その後も幸せそうに生きていく・・・みたいなのが一般的でほとんど死んでるのにハッピーエンドって思えるものってあんましない気がしますが、本作はその少ない例外になるでしょう。みんな大体死にますが、それでも「ハッピーエンド」としか思えません。

何故そうなのかと言えば、何度も言ってるように、みな最後は自分の生きる道と死に場所を見つけたからに他なりませんが、特に主人公とシオンの、いずれ終わりが来る終末の世界で大切な人と寄りそって穏やかに最後の時間を過ごすというのは非常にロマンチックですね。私も最期はそんな風に穏やかに死んで逝きたいものです。そんな場所こそ、タイトルの通り、真の「楽園」なのでしょうね。誰しも最期は自分の「楽園」を見つける事こそ人生の最終目標と言えるかもしれませんね。

まあ、本作のように「近いうちみんな死にます。」っていう終末の世界だからこそ、その決断というものも重く感じられますが、私達の日常にしても根本は同じですよね。

「やりたいことをやれ」

「生きたいように生きろ」

「死にたいように死ね」

これに尽きるのでしょう。最後の方が一番コントロールしにくい所ではあるのでしょうが、死ぬ最後の瞬間まで「やりたいことをやって」「生きたいように生きて」いれば、結果として「死にたいように死ねる」って事になるんじゃないでしょうか。現実には事故って死んだとか、階段から落ちて死んだとか、頭のイカレた通り魔に襲われて死んだとか、いろいろ不慮の事故ってのもあるわけですが、その辺は考えすぎても仕方ない事ですしね。やりたいことやって、生きたいように生きて、死にたいように死ぬ。そんな人生でありたいと改めて思いました。

・キャラについて

主要キャラ紹介

・榛名 亮

主人公の青年。研究所の警備部隊に配属された若き兵士。階級は准尉。

混乱する世界情勢のなかで親に捨てられ、山奥の家で暮らしていたが、ある事件をきっかけに山を下りて統一軍に入隊。

・シオン

「人類を救った少女」として人々に知られているフェリクス。年齢は100歳ほどだが、外見は背の低い少女にしか見えない。

フェリクスの中でも最高の頭脳を持つ、地球脱出計画の中心的人物。

・エリカ

フェリクス。同じ遺伝子提供者から生まれたシオンの姉。おっとりのんびりした性格だが、芯は強い。

常にシオンと行動を共にし、かつては共に研究を行っていたが、今はそちらからは身を引き、メイド姿で妹の世話を行っている。

・浅井・F・ラヴィニア)
「」
亮と同年代の、シオン・エリカの護衛を務める少女。階級は准尉。明るくさっぱりした性格で、主人公と強引に友人になる。

一方で、シオン・エリカとは主人に仕える使用人のように距離を置く。ラヴィにとって、彼女たちは雲の上の存在である。

・稲葉 直人

シオンが住んでいる研究所の、護衛部隊の隊長。有能な軍人であるが、あまり出世に興味がない。本心を出さずとぼけているタイプ。

内心では、政府や軍にいいように使わされてるだけのシオンたち姉妹の境遇を哀れんでいる。シオンたちよりも遙かに年下ではあるが、保護者的な態度で二人と接する。

それぞれのキャラが何を抱えながらどんな決断をするのかという所が見所ですが、短い作品ですし、背景が簡単に語られる位であまり掘り下げられはしなくて、↑で書いてる事以外特に言う事ないんですが、不思議と普通に感情移入出来た気がします。なんででしょうね。

まあ、ストーリー関係なく言う事あるとしたら「シオン可愛い。」「若干ラヴィルート見たかった。」って事ぐらいですかね。イリヤたんloveな私にとっては白髪ロリはドストライクですし、強くて有能でちょっとめんどくさそうな子とかも設定的に超好きです。

・音楽、CG、演出について(音楽:天門、柳英一朗/原画:ちこたむ、KIMちー)

流石のminoriクオリティ。というか天門さんクオリティ。やはりminoriと言ったら美しい音楽とCG、凝った演出はセットでついてくるから素晴らしい。

特に背景が良いです。ついつい、スクショを撮りたくなってしまうクオリティです。

使ってるCGの数の多さは他社を寄せつけないものがあるんじゃないでしょうか。それによる丁寧で凝った演出を見ると「ああ~。minoriだわー。」って感じがします。最近のminori作品はおっぱい事情でプレイしてないんで久々で感動しました。

・まとめ

再プレイで、ブログを始める以前、エロゲ覚えたての頃にやって感動した覚えありますが、やはり良いものはいつまでも良いですね。前やったのは7年くらい前なんで流石にあの時ほど純粋に感動しなかったかもしれませんが。本作が持つメッセージ性は普遍的なものだと思いますし、minoriならでは美しい音楽、CG、演出も久々に堪能できて満足です。

最初に言いましたが、捻りはなしの直球な物語なので、変化球がお望みの方にはおすすめしませんが、未プレイの方は機会を見て是非一度プレイして頂きたいですし、「ちょっと悟りたい」「綺麗な気持ちになりたい」って思ってたりする人には特にお勧めしたい作品ですね。


OP↑

普通にプレイすると全年齢版なんで、Hシーンないんですが、これ↓を入れるとHシーンアリにできます。本編中は選択肢もないしHシーンもありません。クリアするとおまけモードで見れるようになる感じです。まあ、キャラは可愛いんでね、入れたい人は入れていいんじゃないかと。

名言集はこちら


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