最果てのイマ


Xuse制作のゲーム「最果てのイマ」の感想、紹介記事を書きたいと思います。  ※PSPで全年齢版あり、プレイ時間目安:40~45時間

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  ・感動・・・8
・ハマり度・・・8
・キャラ・・・9
・音楽・・・10
・CG、演出・・・9
・総合・・・8

エロゲー界では有名な田中ロミオさん、私はこの作品が初でしたが、文章の独特さ、物語の難解さにまずびっくりしました。

一応、上のように点数をつけはしましたが、僕自身、到底この作品を「理解した」と言えないので、この作品においてはそんなに参考にしなくて良いかもしれません。

あらすじ
特殊能力を持つ少年『貴宮忍』

彼には、幼いころから心を許している友人が7人いた。

放課後、町外れの廃工場が彼らのたまり場。彼らにとってその場所は、誰にも邪魔されることのない空間。

家庭でも世間でもない安息の場所であり、《聖域》だった。

人と人は傷つけ合う。

どんなに親密でも衝突は避けられない。

しかし、 たとえ接触が傷つけあいだとしても、それは相手が実在することの証拠となる。

だからこそ生身の絆はかけがえのないものとなるのだということを……

7人の間で繰り広げられる、理解と共感、反発と衝突。

そして思春期の淡い恋愛感情。永遠に続く友情。

そんなまどろみのような幸せの中に、ずっといられる―――はずだった。

・ストーリーについて(シナリオ:田中ロミオ)

田中ロミオさんの作品については以前からいろいろ聞いていました。

「どんなもんかな?」と思ってプレイしてみたところ、「?」って感じでした。

とりあえず、この作品をやって、一番思ったのは、

「超難解」

ってことですね。

こんな難解な作品はエロゲに限らず、僕の人生では初です。。。

恐らくですが、一週目で全てを理解することは不可能と思われます。

「あれはなんだったんだ?」ってことだらけです。。。

たぶん、二回目、三回目の方が、理解や感動とかも増してくるだろうと思われます。

僕はまだ一週しかやってない人間ですので、たぶん、次やる時また書き直すと思います。

そして文章がなんかすごいです。

他に好きなライターさんで言えば、「奈須きのこ」「朱門優」さんなどとても独特な文章を書くライターは大好きなんですが、この「田中ロミオ」さんの文章はほんと、とにかく「難しい」そして「哲学的」な感じです。

個人的には名作、『CROSS†CHANNEL』よりも、文章の難解さ、独自性で言えば「この「最果てのイマ」が一番だと思います。

・キャラについて

キャラクターは、ヒロインはみんないい子。。。しかし、それぞれが何か欠陥を抱えています。

主人公の「貴宮忍」は一言で言うと「不思議系」な雰囲気を漂わせている少年。

欠陥を持っているキャラたちの筆頭でもあり、心に欠陥を抱えている彼が人間的に成長している様は感動を誘います

序盤は「聖域」で7人が仲良くしているシーンが多く、難解な文章の中でも、本当に仲が良く、「友情」を感じることができ、やりとりが中々笑えます

・音楽について(音楽:たくまる、Dr.Shrimp、歌:霜月はるか)

落ち着くBGMがいいです。

最近聴いたなと思ったら、「魔法使いの夜」でも使われていた「エリック・サティ」のピアノ曲が使用されてますね。

幻想的な感じのOPもかなり良いですね。雰囲気出てます。

・CG、演出について(原画:あらきまき)

キャラ絵は可愛らしくて、中々萌えますね。まあ、文章を理解しようと頑張って読んでるので、あまりそっちに気が向かないんですが。。。

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場面がめっちゃ飛んだり、各ヒロインのエンドや核心に触れる箇所だと「503 – service unavailable」と表示されて肝心な箇所は明かされずカットして進んだり、ループして一番最初に戻るっていう演出は斬新でした。

そんな感じで、どんどん謎が積み重なっていくわけですが。。。

・まとめ

何回も言ってますが、ほんと「難解」な作品です。とうていこの作品を理解したとは言い難いので、またやってみるつもりです。その時にはまた評価も変わるかもしれません。

「初めてエロゲーやります!」って人、「キャラ萌え」を求めている人にはおすすめしません。

物語は超難解なんですが、伝わってくることは愛とか友情とかありふれたものです。

以下の要素を求める人にはおすすめしたい作品。

・難解、考察のしがいあり(最難解)

・文章が独特

・音楽が良い

ただ、何回も言っていますが一週目で「ああ、そうだったんだ。」とスッキリというのはおそらく不可能かと思われますのでそれを踏まえた上で購入を検討すると良いと思います。

ブランド公式
ザウスオフィシャルサイト

以下の記事は私がこのゲームをやって考えたことです。(ネタバレは極力無し)興味がある方は是非読んでみて下さい。


僕はこのゲームをプレイして『人は自分の感情を無視するなんてことはできない』ということを改めてしみじみと感じました。

怒り、悲しみ、喜び、憎しみ、愛情、感謝、尊敬、軽蔑、怠惰、寂しさこれら全ては感情です。

これら感情は私たちが人間である以上どんなに抑えようとしたところで一定期間なら抑えることができたとしても、必ずどこかでその感情を表現せずにはいられないはずです。

ずっと感情を体で表現もせず、言葉で表現もせず、そんなことができる人間はいません。

僕は間違いなくいないと思います。

つまり「人間は感情に支配されている」と言っても過言ではないと思います。

ならば基本的には『感情』には逆らおうなどとは思わず、素直に従うべきだと思います。

そして、その自分自身の感情に従い行動することこそが私たち人間にとって最も尊く、価値のあることなのではないかと私は思うのです。

このゲームの主人公は心に欠陥を抱えていますが、『友達』『仲間』と思える他者と持ち、交流していき、彼らを大切だと感じる自分自身の『感情』を自覚し、その感情に従い大きな決断をします。

『感情』があるからこそ人間は人間足り得、本当の喜びを、悲しみ知ることが出来、感情があるからこそ人間はこれ程に尊く、美しく、愛らしいと思います。


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