家族計画


D.O.制作のゲーム「家族計画」の感想、紹介記事を書きたいと思います。  ※PS2、PS3で全年齢版あり、35~40時間

 

  ・感動・・・10
・ハマり度・・・9
・キャラ・・・10
・音楽・・・8
・CG、演出・・・7
・総合・・・9

名作というのは結構前から知ってたんですが、「古臭そう。」「堅苦しそう。」というイメージがあり、手を出さないでいたのがこのゲーム「家族計画」

プレイし始めてみるとすぐにわかるんですが、絵もそんなに古臭くなく、キャラも普通に可愛いですし、堅苦しい話でもなく、むしろかなり笑える部類に入るゲームでした。

あらすじ
家族の温もりを知らず、世間の冷たい風にあたってきて、少しばかり排他的に育った・・・

そんな主人公、沢村司が、路地裏で倒れているところを助けた女の子、春花

司の提唱するするところの「最も関わり合いになってはなってはならない」タイプだが司は、その少女・・・・・・春花と同居生活をするはめになってしまう。

それをきっかけに、司の周りに集まる問題ありげな人々が集まってくる

春花と二人で生活を始めた矢先に押しかけてきた謎の男、寛。

温かい家族を求める流浪の少女、末莉。

アパートの大破により大家から追い出された司の前で、橋から落ちかけていた、真純。

一軒の温かそうな古い一戸建てを見つけた一行に、家の所有権を主張する青葉。

司のかつての同級生で街の便利屋さんを生業とする、準。

彼等の共通点は・・・・・・家族の欠落。やがてこの集団は、余儀なく共同生活を強いられていく。

主人公とヒロインたちは、真の家族を見つけることができるのだろうか!?

・ストーリーについて(シナリオ:田中ロミオ)

作品の内容は、ホームレスだったり無職だったりする社会的弱者で、しかも赤の他人である主人公とヒロインたちが、「家族計画」という相互扶助、そして再起を賭けるため偽装家族を演じるというものです

「家族計画」に至るまでのいきさつと、ぎくしゃくしながらも始まる「家族計画」。

同じ時間を同じ場所で過ごしていくことで、心に深い傷を持った主人公とヒロインたちの間に少しずつでも「絆」というものが生まれていく共通ルート。

段々と打ち解けてきた主人公とヒロインたちが軽口を言い合ったりして笑えるシーン、それぞれの価値観、人間性が衝突するシーンからは、人と人が同じ場所に暮らすということの温かさと、その難しさを考えさせてくれます。

共通ルートに比べ、個別ルートは割と短いんですが、内容はどれも素晴らしいものでした。(ただ、真純さんルートだけちょっと他と比べるとしょぼい感じがしたので、先にやっとくといいかも)

先が気になって仕方がないような展開はあまりないんですが、笑えるのと、ヒロインたちが魅力的なので読んでいてだれるということはあまりなかったです。

・キャラについて

キャラ萌えもあるんですが、やはりこの作品ではキャラの内面が見どころです。

それぞれのヒロインの魅力と欠点が明確に描かれている点が良いと思います。

個別ルートでは、一人一人のヒロインが抱えている傷と深く向き合いますが、選んだヒロインとただお互い好き合うばかりでなく、他のヒロインが空気になるということもなく、全員しっかり登場し、その「家族愛」「絆」が描かれる点も良いです。

・音楽について(音楽:I’ve、歌:KOTOKO、モモイヒトミ)

OP、EDもよかったし、BGMも結構癒し系で良かったです。

・CG、演出について(原画:福永ユミ)

作品は古いんですが、個人的に絵はそこまで古臭い感じはしなかったです。普通に萌えれましたし。

こんな感じ↓

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むしろリメイクしたPS3版の方がなんか可愛くないし、違和感がある気がします(上下、同一人物です)↓

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・まとめ

とてもメッセージ性が強い作品で、「家族愛や絆」はもちろん、なんだか生きる勇気が湧いてくるような作品でした。

というのも、主人公とヒロインたちがホームレスとか無職だとか、社会の底辺と言えるほど社会的弱者という設定なのが大きい気がしました。

個人的には「CLANNAD」にも劣らない家族愛や絆、そして人生を感じさせてくれる作品だったと思います。

以下の要素を求める人には特におすすめしたい作品。

・感動

・キャラ萌え

・メッセージ性が強い

をやりたい人にはとてもおすすめしたいゲームです。


OP↑

ちなみに、PC版「家族計画」、PS2版「家族計画~心の絆~」、最新のPS3、またはPC版「家族計画 Re:紡ぐ糸」といろいろ出ていますが、やるなら初期のPC版(フルボイスじゃないです)か、PS2版(私はこれです)がいいと思います。

PS2版↓

家族計画 ダウンロード版(DMM)

家族計画 ダウンロード版(げっちゅ)

※ダウンロード版でのDMMとげっちゅの違いですが、価格は同じ事が多いですが、還元されるポイント含めれば、げっちゅの方が数百円程お得な場合が多いです。

なんかPS3版は評判悪いですし、絵柄もなんか微妙、あと声優も全くちがうらしいです。また、後で知ったんですが、このゲームのライター、山田一さんは「CROSS†CHANNEL」や「最果てのイマ」で知られる田中ロミオさんだということです。

ただ、「CROSS†CHANNEL」や「最果てのイマ」のような文章の独特さ、難解さはあまりこのゲームには感じられなく、読みやすい作品でした。


ブランド公式
do-game

以下の記事は私がこのゲームをやって考えたことです。(ネタバレは極力無し)興味がある方は是非読んでみて下さい。

ホームレスだったり無職だったりする社会的弱者で、しかも赤の他人である主人公とヒロインたちが、「家族計画」という相互扶助、そして再起を賭けるため偽装家族を演じるというこの作品は、「誰かと深い繋がりを持つことの素晴らしさと辛さ」をよく考えさせられた作品です。

ゲーム中に主人公の「人は一人でも生きていけるけど、それだと、生きていくことしかできないんだな。」という台詞があります。

別のところで何回か書いていることですが、突き詰めれば誰もがどこかで誰かと繋がっていて、「独りきりで生きているなんてことはありえない。」と私は考えているんですが、この台詞はそうした意味ではなく、正確には、「人は誰かと深い絆を持たなくても生きてはいけるけど、それだと生きて行くことしかできない。」ということなのだと思います。

私は二年間、あまり他人と深い繋がりを求めないで、ひたすらに働らいていた時期がありましたが、確かにあのままでも生きて行くことはできたと思います。

経済的な面で見れば今よりも、毎日10時間くらい働いていた時の方がよっぽど安定はしていましたが、思い返してみると、常に心のどこかで「誰かとの深い繋がり」のようなものを求めていた、要は寂しかったんだと思います。

今は母親と二人暮らしていますが、このゲームをやって改めてそのことのありがたさを教えられたような気がします。


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