シナリオゲーであるエロゲーに「エロ」は必要ないのか? シナリオがあるからこそ生まれる興奮


シナリオゲーであるエロゲーに「エロ」は必要ないのか?
これに対する僕の答えは

「無いなら無いで仕方ないが、あればなお良い。」

です。1、2年前は「エロゲにエロは要らん。」ってスタンスだったんですが、だんだん考えが変わってきました。

抜きゲーはトータルで10本もやった事はないですが、本当にそそるエロというのはシナリオゲーの中にこそあるのではないかと最近は思うようになりました。

まず、そんな最高に興奮するエロシーンというのを始めて知ったのは「white album 2」です。

WHITE ALBUM2(「introductory chapter」+「closing chapter」セット版)

エロゲですから、外見は可愛いのは当たり前なんですが、この作品のエロシーンは単に外見が可愛いというだけでは説明出来ない興奮があります。

というのも、抜きゲーと違って、シナリオゲーはプレイして数分で直ぐにエロシーン突入とはならないんですね。エロシーンに至るまでの濃い物語がある訳です。

その中でヒロインの色々な顔を見て、どんなキャラなのかというのが、単にキャラ説明を読んで理解するとかではなく、実感を持ってわかってくる訳です。そんなヒロインと主人公(自分)の間には確かに積み上げてきた時間があります。

そして、エロシーンというのはその積み重ねてきた辛かった、嬉しかった、悲しかった時間と想いが爆発する瞬間とも言えます。

さらに、各々のシーンでは単に、

「目の前の女がエロ可愛いくて興奮したからセックスする。」

というような動機ではなく、(まあ、本質はそこなのかもしれないですが、)お互いにそれぞれ複雑な想いを抱えながら体を重ねたりする事もある訳です。

とにかくですね、僕もたまにAVとか見ますが、あういう単に外見がエロくて興奮するのとは別種の、それまでのストーリーがあり、そのキャラについて深く知る事が出来たからこそ得られる興奮があります。

これはもう物凄い興奮ですよ。特に麻理さんを押し倒した時の興奮なんてもう言葉に出来ないくらいでしたね。

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というか、「White album 2」の場合は、何の心配事もなく互いに「愛してるよ。」なんて感じで単純なラブラブのエロシーンがほとんどないです。互いに何かしら抱えながら・・・そんな訳ありなHシーンだからこそあそこまでの興奮が生まれたんだと思います。

とそんな感じで、僕の基本的なスタンスとしては「一番大事なのはシナリオだけど、やっぱりエロはあるといいよね。」ってところです。

僕もそうですが、年頃の男なんてどうせ年中盛ってて毎日のようにシコシコしてるんですから、メーカーとしても100%と言っていいほどに需要があるエロを入れるのは理に適ってるでしょうし、こちらとしても、日々のおかずをくれるのはありがたい事です。

しかし、エロを入れれば、大多数が食いつくのは確かですが、同時に「エロがあるから。」離れる層も一定数いるのも確かでしょうね。

・無闇やたらにエロゲに偏見とか先入観持ってる人。

・「エロゲ」という言葉を文字通り理解して、「エロゲ=エロだけのゲーム=おかずとしての価値しかない」と認識して、「別に興味ないわ。」ってなる人。

前者はもう結構仕方ないのでいいとして、後者のような人種は認識が変われば客になる可能性もあるわけですから、シナリオゲーを作るメーカーとしてはどっちをとるか悩む所でしょうね。

その辺、フロントウィングさんの「果つることなき未来ヨリ」の「全年齢で出すけど、エロ欲しい人は言ってくれ。エロも入れるから。」っていう売り方はとても上手かったと思います。

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エロを楽しみにしているユーザーの期待にも応え、さっき言った「認識を改めれば客になるかもしれない層」にまで手を伸ばしています。(実際、この試みがどれほど上手くいったかは外からは分かりませんが。)

一方で、例えば「魔法使いの夜」とか「CLANNAD」みたいにエロが無い方が映える作品もあります。この二作なんかは前者は演出、後者は感動という超強力な見所があるので、とってつけたようなエロがあっても逆に「は?」ってなったかもしれませんね。

他にも車輪とか、G線、村正とかユースティアくらいシナリオが面白いとエロシーン来ると「いや、別に今エロいらんから続き続き。」って感じでスキップしちゃうんですけど。

「話の先が気になる~。」って時にエロ持ってこられても、あんま反応しないんですが、エロシーンに至るまでの過程が秀逸だとさっきも言いましたが物凄い興奮が生まれるのは間違いないと思います。

そんな感じで、昔はエロゲのエロに否定的な僕でしたが、最近はエロシーンも楽しめるようになってきました。

これも今までに何回か言ってる気がしますが、エロゲってそれなりに値は張りますけど、良い物語、絵、音楽、エロが全部エロゲ一本に入ってると考えとほんと贅沢で素晴らしい媒体だとつくづく思います。ほんとに、止められる気がしませんね。


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コメント

  1. ShinGR より:

    実は私はエロシーンが苦手で、そういうシーンが来るたびに未読スキップをしています。それに関して切実な相談をさせてください。

    私はエロシーンに突入すると気分が急激に萎えてしまい、どんな魅力的なキャラでも「性行為」をしてしまうとそれまでのキャラが虚像であるかのように思えるのです。
    アイドルはトイレをしない~みたいなのとは少し違いますが、心のどこかでヒロインにそういうことをしてほしくないと思ってしまうんですよね。

    自分と性格が似ていたり、共感していたキャラが性行為をすると、恋愛感情や性的欲求が無い私は意味がわからず置いてけぼりにされるんです。

    私がキャラを神聖視し過ぎているのか、それとも私自身が神聖な存在なのでしょうか…

    深い悩み相談にはなりましたが、返事していただけると嬉しいです。

  2. シナリオゲー大好き より:

    コメントありがとうございます!

    ShinGRさん的には、シチュエーションとかエロシーンまでの入り方とか主人公やヒロインがどんなキャラとかは関係なく、エロシーンはとにかく苦手でスキップする、という事でしょうか?

    私もやはりシナリオ重視なので、その時にムラムラしてるとか、たまたまシチュエーション的に好きな時以外は、エロシーンはスキップしてます。

    シナリオゲーの場合ですと、「入れなくても大丈夫だけど、入れておいた方がユーザーも喜ぶだろう。」という意図でメーカー側も入れてると思うので、「いや、別にここでエロいらなくないか?」という事は割とありますし、あまり露骨にとりあえずエロ入れときました感があると、逆に萎えるって事も少しですがあった気がします。

    とは言っても、これは僕の場合で、多分、ShinGRさんの今問題にしている事はたぶん

    「無意識のうちに何か、または誰かを神聖視してしまうという事」

    ですよね。これは僕も同じような経験をしたことはありますし、現在進行中な事でもあります。

    中学生の頃の話ですが、先ほどShinGRさんが例に出した事まんまなんですが、ある女優にドハマりして、「あの子は絶対〇〇だ。○○なんてしない。」みたいに勝手に思い込んでいました。それはもう思い返して自分で引くぐらいに。

    そんで現在ですが、僕はエロゲやアニメが本当に素晴らしいと思っていて、「これらを作り出しているクリエイターさん達は本当に神様だ。」みたいに思ってしまっているのですよね。クリエイターに対する敬意と言えば、聞こえはいいんですが、僕の場合、以前のように、「こんな素晴らしい作品を作る人達はきっと人としても欠点なんてない人格者に違いない。」くらいに思ってしまっている自分がいるんです。

    それこそ、今話題にしている「神聖視」ですね。自分でも出来ていないようなことを「勝手に他人に期待して押し付けている」のですよね。他人だから、自分にとってムカつく事や期待外れな事もあって当然なんですが、もう理屈ではないのですよね。

    結局の所「神聖視っていうのは行き過ぎた期待。」だと思うんです。(信じる事とも言えると思いますが、)

    しかし、期待とか信じるってのは僕のBOTでもそんな感じの事はよく流れてますが素晴らしい事で、なかったら非常に残念な人間になってしまうでしょう。
    しかし、期待とか信じる事とかが行き過ぎて神聖視とかまでいってちゃうと逆に自分を苦しめる事もあります。

    これはリアルでの経験談ですが、数年、毎日のように一緒に仕事をしてきた人であっても、「この人は〇〇な事はしない。」なんて所詮自分の勝手な思い込みに過ぎません。その人が自分にとっては理解不能で期待外れな行動をとっても「他人」なんですから何も不思議な事はない、という事をつい最近身を以って実感しました。

    リアルではなくエロゲとはといっても、当たり前と言えば当たり前ですが、人間をモデルにしてる訳ですから、そこにいる彼ら彼女らの行動は私たちと大差ないはずです。(まあ、ゲームなんで、そりゃあ変な事とかリアルではありえないこともしますが)

    特に3大欲求なんて最たるもので、食べもしないし性欲もないキャラなんていないはずです。まあ、トイレはいちいち描く必要もないですが。少なくとも僕は見た事ないです。

    私や(たぶんShinGRも)がよくやっている物語を読み進める事がメインのエロゲである以上、主人公やヒロインは他人の手によって作られている以上、他人と同じです。

    あまりやったことはないですが、抜きゲーとか選択肢が多くてヒロインの性格とかを自分好みで出来るゲームもあるかもしれませんが、それでも制作者じゃないので、結局は与えられたもので、自分の期待とズレる事は仕方がないでしょう。

    ですので、

    「まあ、他人だしな。」ゲームなら、「他人が作ったものだしな。」とこれは仕方がない事なんだと。「結局、俺が勝手に期待しているだけなんだ。」と割り切るしかないと思います。割り切れなくても、「そういうものなんだ。」と何度でも割り切ろうとするしかないと思います。

    しかし、逆にいろいろと割り切り過ぎると、「何にも期待できない。信じられない。」みたいな状態になりかねないので。

    何事もバランスというか、割り切る時は割り切る、期待する時はとことん期待する、割り切るものと期待するものを分ける。とか両極に行かないように工夫する、のがベストかなと僕は思います。

    というか、僕自身かなり極端な人間で、今言ったのは何より僕自身が気を付けなくてはならないことなんですけどね。

    割と長文になってしまいました。思いつきで書いてるので読みずらいかもしれませんが、何か参考になれば幸いです。

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