枕制作のゲーム「向日葵の教会と長い夏休み」の紹介、感想記事を書きたいと思います。 ※PS3、PSPで全年齢版あり、プレイ時間目安:25~30時間
・感動・・・9
・ハマり度・・・8
・キャラ・・・9
・音楽・・・10+
・CG、演出・・・9
・総合・・・9
個人的に業界トップクラスの松本文紀さんが音楽担当という事で購入しましたが、純粋にいい作品だったなと。
ストーリーの方は公式で 「雰囲気ゲー」と題しているだけあり、日常シーンから田舎のほのぼのとした雰囲気を楽しめる内容になってます。
見方によれば退屈とも言えなくもないですが、 癒し系のBGMを聞きながらのキャラ達の何でもないようなやりとりは、非常に微笑ましくて良い意味で脱力できました。
共通シナリオはそんな感じなんですが、個別ルートに入るとファンタジー的な不思議な事が起きたりし、ちらほらと伏線が貼られてちょっと先が気になる展開になったりします。
攻略順は金剛石→ルカ→詠→ヒナが推奨ですが、(金剛石とルカは逆でも可)金剛石、ルカルートは可もなく不可もなく的な感じでしたが、詠ルートは中々に感動出来る物語になっていて、さらに最終ルートのヒナちゃんルートはさらにいい話になってます。(ヒナちゃんルートは二つあり、ヒナちゃん幼女verをクリアする、ヒナちゃん成長したverが出来るようになります)
ストーリー展開的にはほとんど予想の範囲内で、びっくりするような展開はないのですが、 結果は読めても過程がしっかり描かれていて、変な疑問とかも無く、「うん、いい話だったな。」とすっきりした気持ちにしてくれました。
紺野アスタ先生のシナリオは王道だけど、安心して楽しめるなと実感しました。
主要キャラ紹介↓
・明日葉 陽介
本作の主人公。バイトしながら関西の大学へ通う苦学生。
幼少時に身寄りを失い、朧白教会に引き取られて育ったが、8年前に村を出て東京へ移った。真面目で 周囲に気を遣う性格。女性の扱いには慣れていない。
教会で共同生活をしていたため、料理や家事は得意。
・夏咲 詠(CV:夏野こおり)
陽介より2歳下の幼馴染み。アレルギー体質で歳の割に体が小さい。8年前に体調を崩し、静養のために朧白村を離れたが、陽介 と同じ日に帰郷して教会に滞在している。
年齢的にヒロイン達のお姉さん役で、 面倒見が良く何事も一生懸命だが、空回りしてイジられてしまうことも多い。
・野々原 雛桜(CV:雪都さお梨)
陽介の帰郷と同じ日に教会に引き取られた女の子。
おとなしいが素直で行動力があり、教会や村で出会う新しいことに興味津々。陽介やヒロイン達の妹分としてかわいがられている。毎朝の教会の鐘つきが仕事。
・鷺月 ルカ(CV:かわしまりの)
朧白学園生。詠より2歳年下で金剛石と同じ歳。
陽介達の幼馴染みで勝ち気で明るいしっかり者小さい頃から本好きで、詩や小説などに詳しい。
なぜか陽介には姉ぶって甘えさせたがり、耳年増なこともあって時々おかしな行動に出 る。
・朧白・ヒポポ・金剛石(CV:如月葵)
朧白学園生。村長の孫娘で、陽介達の幼馴染み。お嬢様育ちで一般常識に疎く、好みやセンスが少しずれている。
並外れた行動力を持ち、何か思いつくと勢いで突っ走るムードメーカー。よく門限を破ってはメイド長の麗奈に無理矢理屋敷へ連れ戻されている。
キャラは皆可愛いですが、ロリな気があるからか、僕的にはヒナと詠が好きです。
特に日常シーンでのヒナちゃんの無邪気な可愛さはもはや犯罪的なレベルで見ててほんと癒されます。
最終ルートでは 大きくなったヒナちゃんが描かれるのですが、なんだか嬉しいやら悲しいやらちょっと複雑な気持ちになります。
後、脇役では格闘神父様がいいキャラしてましたね。
OP、ED、BGMと音楽は「素晴らしき日々」や「WORLD END ECONOMiCA」で音楽を担当した松本さんなので、期待通りで非常に良いです。サントラも買いのレベルです。
癒し系なBGM中心でほのぼのとした雰囲気の今作に良く合って浸れます。
キャラ絵は可愛いですし、背景も綺麗です。
枕/ケロQのキャラ絵は狗神煌さんや基4%をはじめ、複数の人担当していますが、いずれも見てて落ち着くというか、癒し系な雰囲気の絵柄は非常に好みです。
松本さんの音楽が一番の目的で購入しましたが作品自体もシナリオ、キャラ共に予想以上に良かったです。
特にロリっ気のある方はヒナちゃんの可愛さに悶える事間違いなしだと思うのでかなりおすすめですし、以下の要素を求める人には特におすすめです。
・キャラ萌え
・王道
・雰囲気、世界観がいい
・音楽が良い
・田舎
OP↑
ちなみにこの作品は中々エロにも力が入ってます。絵もそうですし、二回戦、三回戦と続いたりしてけっこうタフです。