FLAT制作のゲーム「ひこうき雲の向こう側」の感想、紹介記事を書きたいと思います。 プレイ時間目安:20~25時間
・感動・・・9
・ハマり度・・・8
・キャラ・・・8
・音楽・・・9
・CG、演出・・・9
・総合・・・9
ブログの読者さんからのコメントでおすすめされてその存在を知ってプレイしてみました。
プレイ後の感想ですが、癖とか大きな欠点も見当たらず、ボリュームはそんなにないですが、全体的に良く出来ている作品だと思いました。
「FLAT」さんの作品と言えば、真っ先にちょっと前にやった「シークレットゲーム」が思いついたんですが、あの殺伐とした雰囲気とは全く正反対の「ドタバタ恋愛アドベンチャー」ということで、「どんなもんなんだろ?」と期待半分な感じでとりあえずプレイしました。
プレイ直後の感想は「うん、、、中々いい作品だったなぁ。」と思ったんですが、攻略順はかなり重要です。
というのも、ルートによって面白さがかなり異なるからです。
どんくらい違うかというと
美奈<<<いろは<<<<<美汐
ってくらい違いました。(感動も引き込みもこんな感じで違う)
僕はネットでおすすめの攻略順に従い、綾→美奈→いろは→美汐でプレイしましたが、この順で攻略することめっちゃ推奨です。
綾はおまけみたいなもんなので、メインは美奈、いろは、美汐なんですが、順番に攻略した時の気持ちを一言で表すと、「ふーん・・・」「・・・ほぉ」「・・・おお!?」って感じでした。
別に美奈ルートの「ここがダメ!」って言う訳でもないんですが、「なんか普通過ぎてそのまま普通に終わった。」って感じでした。
また、この作品は「恋愛とは?」みたいなテーマがあって、美汐ルートでは特にそれについて掘り下げられていて、「あー、そうだなぁ。。。」って感じで考えさせられること割とありました、中々メッセージ性がある物語でした。
主要キャラ紹介
・広崎美奈(CV:秋野花)
主人公、康司の義理の妹。屈託のない誰からも好かれる性格をしている。
勉強はできるし性格もいいしで友達は多く、男女問わず受けがいい。と外では平均以上の理想的な女の子だが、ご家庭内ではかなり天然ボケなところがある。
・美汐瑛莉(CV:桃井いちご)
康司とは同じクラスの、人呼んで「学校で2番目にモテる女」。才女でありスポーツも万能。明るく可愛くみんなを引っ張っていくノリのいい女の子。
傍から見る分には欠点と呼べるものは1つもないが、性格的には大いに難ありで、自分が楽しいと思えば他人を平気で巻きこむ。
・羽川原いろは(CV:上原あおい)
いつも眼帯をしている不思議な少女。通称ミステリアス羽川原。無口、無表情で、コンタクトに成功した者はほぼいない。
どこまでもゴーイングマイウェイな子。仲がいい相手は瑛莉くらい。
・佐藤里沙(CV:藤森ゆき奈)
康司とは同じ学年で、生徒会長をしている女の子。真面目で、明るく、誰にでも優しい。まさに欠点のない女の子。
勉強はいいがスポーツは苦手。そうした弱点で逆に瑛莉のようなとっつきにくさがなく、男子の受けは非常に良い。
みんな基本的に可愛いですね。それぞれでしっかりキャラ立ちしてます。
大和撫子、天然おバカ妹、寡黙だけど実は中二病、ボケ、眼鏡委員長、典型的なウザキャラ、自分勝手だけど純情、ざっとこんな感じだと思います。
キャラは立ってますが、あんまり癖はない気がしますので、これだけ要素揃ってると、萌えれるキャラの一人や二人出てくるんじゃないかと。
主人公もいいですね。程よくかっこいいし、程よくエロいし。共感しやすかったです。
OP、EDもいいんですが、癒し系のピアノのBGMが特に良かったですね。
「シークレットゲーム」しか知らないんですが、このメーカーさんの絵は特徴的(正直あんま好きじゃなった)という印象があったんですが、この作品については、普通に僕好みな可愛い絵です。
背景も、空なんか特にまさに「青空」って清々しい感じが出ていて良かったです。
演出については、あまり特筆することもないんですが、Hシーンの「あっ!このシチュエーション萌えるわぁ。」ってのが結構あったのが良かったですね。
癖もあまりなく、気軽にプレイして楽しめる作品だと思います。
特に
・メッセージ性が強い
作品をやりたい人には特におすすめしたい作品です。
OP↑
ブランド公式
気になっている人は体験版もありますので、よろしければどうぞ↓
http://flat-software2.com/HIKOUKI/spe.html
以下の記事は私が物語を通して考えたことです。(ネタバレは極力無し)興味がある方は是非読んでみて下さい。
この作品では「恋愛とはなんぞや?」みたいなことがテーマになっているんですが、「恋愛ってどんなもの?」って考えてもそんなものはよくわからないので、「恋愛は素晴らしいのか?それとも醜いのか?」ってことを考えてみようと思います。
本気で誰かを好きになったことがある経験から思うんですが、月並みですが、「恋愛はとても幸せでもあり、同時に同じくらい苦しくもある」、そんなもので間違いないと思います。
好きな人がいて、その人のことを考えるとなんか幸せな気分になったり、辛くなったり、とにかく忙しいですね。
姿を見る度にときめきいて、胸?のあたりがほんと苦しいですし、直接話なんてすると馬鹿みたいに上がると同時にめっちゃ嬉しくもありますし、他の男と仲良くしてるの見るとその男をぶっ殺してやりたくなりますし(まあ、なんもしないというかへタレで出来ないんですが)、、、ほんと大変です。
誰かに恋して、それが実れば、「それ以上の幸せはない!」ってくらい幸せなんでしょうが、現実中々そう上手くいかないもんで、たぶん、大多数の人は実らないんじゃないんかと思います。
そんな風に割とネガティブな考えでしたが、それでもやっぱりその「それ以上の幸せはない!」ってくらいの幸せを得るには「恋愛」ってのは不可欠で、やっぱり素晴らしいもんだなぁ。。。
としみじみ思わせてくれたのがこの作品。
でも、恋愛ってしたくてすぐ出来るもんでもないんですよねぇ。。。。まあ、前向きに生きていきます。