nitro+制作のゲーム「シュタインズゲート」の感想、紹介記事を書きたいと思います。 ※全年齢版のみ、プレイ時間目安:30~35時間
・感動・・・10
・ハマり度・・・10+
・キャラ・・・9
・音楽・・・9
・CG、演出・・・9
・総合・・・10
この「シュタインズゲート」、アニメ化されており、かなり有名な作品です。良い評判ばかりだったので、かなり期待してプレイしてみたところ、期待を裏切りらない傑作でした。
「カオスヘッド」と世界観を共有していて、現代日本の東京を舞台にしていて、都市伝説や陰謀論への言及、インターネットスラングなども話題として登場しています。
まず、主人公が自分のしたことを深く後悔するというプロローグから始まるんですが、いきなりでかい伏線で「これは面白そうだわぁ。。。」ってなりました。
物語中、特に序盤なんかはけっこう難しい専門用語とか出てきて、「なんのこっちゃ?」ってなることも多いんですが、物語上重要なところは基本的に説明してくれますし、なんとなく「大体こんな感じ。」ってくらいの理解でもいいと思います。(わからない用語も、辞書という機能がありますし)
プレイ後こそ、「神ゲー!」と絶賛したんですが、この作品、序盤はけっこう普通です。
緩やか故に、かなり癖があるキャラ(中二病の主人公、おたくの友人、超天然の幼馴染など)の言動に目が入ってしまうので、人によっては不快だったりもするかもしれません。
オタク用語とか2ch用語が連発します。(「〇〇だお。」「キャラ名+たん。」「DQN」「orz」など)
僕はあまりオタク用語とかは気にならないので、普通に読み進めてたんですが、、、、、、中盤からはけっこうタイムマシンで時間を遡るんですが、構成も良く出来ていて、一気に面白くなっていくので凄く引き込まれます。。。
「うおッ!」ってびっくりすると同時に、重い展開になっていき、ハラハラドキドキしながら読んでいったら気が付いたら終盤。。。って感じでした。
ストーリー中には非常に多くの伏線が張り巡らされていて、終盤ではそれらの伏線を一気に回収していくのは圧巻でした。
「中盤からの強烈なストーリーの引き込み」これは間違いなくこの作品の大きな魅力ですが、もう一つ大きな魅力がこの作品にはあります。
それは、「時間跳躍を繰り返しながら、多くのものを犠牲にし、悩み苦しみながらもより良い未来のために選択を繰り返す主人公の心理描写」です。
どちらも大切だけど、どちらかを選んで、どちらかを犠牲にしなければならない、そんな残酷でも不可避の選択を苦しみながらもし続ける主人公にはかなり感動しますし、考えさせられるものがありました。
上で少し書きましたが、かなり癖があるキャラが多いですので、人によっては魅力的でも、「は?なにこいつ。」ってなる人もいるとは思います。
ただ、ヒロインは可愛いし(特にメインヒロインの紅莉栖のツンデレっぷりは萌える)、主人公は序盤こそ中二病の痛い奴だったかもしれませんが、中盤からはその印象が変わってきて、終盤はもう尊敬に値する程にかっこよくなります。
音楽はOPもいいですが、個人的には難しい話のシーンのなんか科学的というか、知的な感じのBGMとかシリアスな時のピアノが良かったです。
絵はかなり特徴的ですね。「なんか絵的にはあんま萌えねーなぁ。」とプレイ前は思ってたんですが、やり始めてみるとそうでもない、絵は特徴的でも萌えるもんです。
背景も綺麗で、いかにも現代日本、というか東京って雰囲気が感じられましたね。
世間の評判に違わない、傑作だと思います。
アニメから入ってもいいと思いますが、アニメやった人もゲームはゲームでプレイしてみることをおすすめします。
以下の要素を求める人には特におすすめしたい作品。
・ハマる
・感動
・SF
OP↑
コメント
[…] また、「最初に最後を持ってくる」「最後は最初に戻る」って手法も同じでした。もしかしたら本作を参考にした所もあるのかもしれませんね。ただ、似た所、同じ所はあっても本筋は大きく違っていて、簡単に言ってしまうと「シュタインズゲート」は「変える物語」で、本作は「変えない物語」だと思いました。(どっちも非常に面白いですが、私的には、こっちの方が好きかもしれません。) シュタインズゲートのレビューはこちら(別のブログです) […]