WORLD END ECONOMiCA　感想、レビュー　インテリで純愛で世界観良い

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Spicy Tails制作のゲーム「WORLD END ECONOMiCA」の感想、紹介記事を書きたいと思います。　※全年齢版のみ、プレイ時間目安：２５～３０時間

　　・感動・・・８
・ハマり度・・・９
・キャラ・・・８
・音楽・・・１０＋
・CG、演出・・・１０
・総合・・・９

タイトルと雰囲気に惹かれて購入しプレイ。面白かったが、凄いインテリなゲームで頭をよく使わされた。

プレイし終わってまず思ったのは、 「インテリな人間たちによるインテリな物語だった。」って事ですね。

序盤である一部は人間ドラマの方が重視で、そんなでもないんですが、二部、三部と段々インテリ度が増してきて、 頑張って読まないとすぐ「こいつら何の話してんの？」って感じになりました。

というかもう三部にいたっては雰囲気的にこんな感じってしか分からなかったのはざらでした。

一応ある程度説明はしてくれるんですが、株の話の時は、主人公たちが何を言っているのかしっかり理解するのはちょっと厳しかったです。(株とかFXの知識がある人なら普通に分かるのかもしれませんが)

また、株式市場を舞台にした作品というのもあり、 「金」について非常に生々しく描かれており、「金」に翻弄される人々の姿に凄くリアリティがありました。

世界観、設定も良い感じです。

人間が地球だけでなく、月にも進出していて、 月では昼と夜がの期間が２週間ごとに来るとか、天気も操作している だとか、舞台は月の方なんですが「ずっと先はもしかしたらこんな風になったりすんのかな？」っていう設定は面白かった。

シナリオは良かったんですが、ラストは「え？ここで終わっちゃうの？」っていう感は割とあって、もうちょい続き見たいんだけど。って感じはしましたが、インテリではありますが、純粋にいい話でもあったのでけっこう感動しました。

主要キャラ紹介↓

・ハル

主人公。自らの株トレーディング技術を頼りに家出した、月生まれ月育ちの少年。

・ハガナ

寂れた教会でリサと暮らす無口な美しい少女。数学に秀でた才能を持つ。

・リサ

月面都市の貧困地区で教会を切り盛りしている暢気な性格の女性。

・クリス

ハガナに数学を学ぶ少女。家業を手伝うためいつも大荷物を抱えている。

・バートン

生き馬の目を抜く金融街で、ヘッジファンドを経営する豪胆な投資家。

主要キャラのほとんどはほんとインテリ君(ちゃん)ですね。

言う事やる事、「あー、こいつ頭よさそう。」っていうのがビシビシ伝わってきます。

あまり萌え萌えしてるキャラってのはいないんですが、キャラの個性ははっきりしていて、みんな 頭良さそうのは同じなんですが、それぞれ方向性が違ったりしてて面白かったです。

音楽は非常にハイクオリティです。 癒し系もあればカッコいい系のBGMもありで文句無し。

音楽担当を見てみたら何か聞き覚えがある名前だと思ったら個人的に音楽が最高の「素晴らしき日々」と同じ人でした。

これは道理でハイクオリティなわけです。サントラを買おうと思ったら現在販売されていないようでめっちゃ残念。なんとか欲しいもんです。

特にお気に入りの曲↑

背景が非常に綺麗なのは見所です。近未来都市はこんな風になってるんだろうか。

キャラ絵は一般のエロゲとはちょっと違った感じで、可愛い事には変わりないんですが、あまり萌えは狙ってない感じですが、これはこれで味があって好きです。

扱っている題材も珍しかったですし、 「株」という未知の世界も少し知れて、なんだか新鮮な感じの作品でした。

主人公たちのインテリトークには大分頭を使わされましたが、それもなんだかんだ面白かった気がします。

株とか金融に興味がある人とか、インテリもしくは、インテリな人間好きな人や以下の要素を求める人には特におすすめしたい作品。

・CG、演出が良い

・音楽が良い

・雰囲気、世界観がいい

これに１部～３部全部入ってます↓

ちなみに、この作品は全キャラボイス無しですので、一応ご注意を。

名言集はこちら

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