魔法使いの夜 感想、レビュー これがビジュアルノベルの可能性ですよ


TYPE-MOON制作のゲーム「魔法使いの夜」の感想、紹介記事を書きたいと思います。   ※全年齢版のみ、プレイ時間目安:20~25時間

魔法使いの夜

  ・感動・・・9
・ハマり度・・・10
・キャラ・・・10
・音楽・・・10+
・CG、演出・・・10+
・総合・・・10

『月姫』、『Fate/stay night』、『空の境界』に連なる奈須きのこ作品の世界の原点にして雛形とされているこの「魔法使いの夜」

型月のファンである私としてはめちゃめちゃ楽しみにしていましたし、過剰な期待もしながら本作品に臨んだんですが、、、、、最高に面白かったです。

あらすじ
1980年代後半の地方都市・三咲町。

この町では、「坂の上にあるお屋敷には、2人の魔女が住んでいる」という噂があった。

田舎から三咲町に引越して来た男子高校生・静希草十郎は、転校先の生徒会長・蒼崎青子と孤高の美少女・久遠寺有珠と出会う。

しかし、実はこの2人こそ例の屋敷に住む魔女だったのだ。

そんな3人が、ひょんな事から屋敷で共同生活を始めることになる。

・ストーリーについて(シナリオ:奈須きのこ)

ストーリーの方は、落ち着いた雰囲気が和む日常シーンと、最高の演出が魅せてくれる迫力あるバトルシーンと上手く配分されていて、自然とどんどん読み進めたくなる面白さが素晴らしかったです。

前半は比較的、穏やかなシーンが多く、美しいCGとBGMと独特な世界観にゆったり浸れます。中盤からはバトルシーンも入ってきて、ビジュアルノベルとしてはこれでもかってぐらい動いて、まさに鳥肌がたつぐらい気合の入った演出が効いてきます。いやもう本当に素晴らしかったです。感服です。

後半の橙子さんが活躍し始めるあたりからはもう目が離せない程ストーリーに引き込まれました。

ラストは、泣きを誘うような感動はないんですが、なんだかじんわりと、少し心が温かくなるようなささやかで清々しい感動が得られました。

未完ですが、とにかく物語の続きが見た過ぎてハゲそうです。今後あの三人はどうなっていくのか・・・何十年でも待ちますので、僕が死ぬ前に物語を完結させてほしいです。奈須きのこ先生、よろしくお願いいたします。

・キャラについて

主要キャラ紹介
・静希 草十郎
soujuurou-sizuki
現代に下りてきた田舎少年。 ある意味タイムスリップ状態。言葉は少ないが人なつこい性格で、たいていの人間とは仲良くなれる長所を持つ。

信じた事は、とりあえず黙っておく堅実派。特別でもないが、まあ、普通というワケでもない。

・蒼崎 青子
aoko-aozaki
現代に生きる魔法使い。 ただし見習い。気丈で負けん気の強い性格が幸いして、なんとか魔術師としての生活をこなしている。

信じた事はとことんまでつっぱる姉御肌。特別なようでいて、どこにでもいる女の子。

・久遠寺 有珠
arisu-kuonji
現代に隠れ住む魔女。 最後の鳥。生まれついた時から魔術世界に生きてきた、生粋の魔女。無口で、他人と関わりたがらない為、独りきりでもなに不自由なく暮らしている。

信じた事はひたすら胸に秘める浪漫主義。特別なようでいて、そうでもない少女像。

キャラも非常に魅力的でした。

男の主人公とメインヒロインたちはかっこよさと愛らしさを持ち合わせていて、脇役でもそれぞれの味があり、見ていて面白い。特に今作ではボスキャラ的な橙子さんのかっこよさは半端じゃなかったです。

空の境界から好きでしたが、橙子さんの凍てつくような視線が堪らなく好きです。詳しくは言えませんが、今回は敵側での活躍ですが、相変わらず、ちょっと小難しいようなセリフ回しと乱暴な言葉づかいがもうかっこよすぎです。

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知らない人には悪いんですが、アニメ「コードギアス反逆のルルーシュ」のルルーシュとスザクのような、真逆の人間性を持つ、「主要人物同士での人間性の対比」がこの作品にもあり、見ていて面白いですし、勉強にもなります。(誰と誰とは言いませんが)


・音楽について(音楽:深澤秀行、KATE、歌:supercell)

トップレベルのクオリティでした。サントラは即買いです。

作品全体の落ち着いた雰囲気、それにとてもマッチしたBGMがいい。(クラシックも結構使われてました)

癒し系のピアノ曲も良かったですし、バトルシーンでのBGMも迫力をより際立たせていて素晴らしかったです。


特にこの曲はカッコよすぎてハマってます↑

・CG、演出について(原画:こやまひろかず、キャラデザ:武内崇)

まず始めてすぐにわかるんですが、グラフィック、演出の素晴らしさはもう半端じゃない素晴らしさ。(この作品の一番の魅力といって間違いないでしょう)

めちゃめちゃ綺麗なグラフィック、動きまくって迫力ある演出、正直この2点についてはこのビジュアルノベルという形式では間違いなくトップで、ずば抜けて素晴らしかった。(もちろん、私の経験の上ではですが)

こんな感じ↓

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今後、このレベルのグラフィックや演出のゲームがいっぱい出てきたら最高ですね。

・まとめ

プレイ時間は20~30時間ほどで、かの有名な「fate」と比べると、ボリュームもかなり劣りますが、個人的には勝るとも劣らない傑作だと思っています。(雰囲気的にはfateより好き)

あと、このゲームは音声がないんですが、基本的にキャラの声はあった方がいいと考えている私ですが、なんだかこのゲームでは「声がないのはないので、なんかいい」と思えました。(演出の素晴らしさと作品の雰囲気がそう思わせているのかも)

以下の要素を求める人には特におすすめしたい作品。

・雰囲気、世界観が良い

・CG、演出が良い

・音楽が良い


OP↑


名言集はこちら

ちなみにこのゲームは全年齢でエロいシーンは皆無ですので一応ご注意を。

やってみれば分かるんですが、「魔法使いの夜」の続編が見たくてしょうがなくなると思いますが、奈須きのこさん曰く、3部作らしいので、めっちゃ楽しみにしながら気長に待とうかなと思います。
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コメント

  1. 徘徊者 より:

    この作品もアニメ化決定だと知り、楽しみと後悔です。
    数年前こちらの推奨を見て作品を入手したものの積んで放置しており、自分にとってお楽しみの「宝物庫(ダンボール製)」に埋もれている一品ですw
    こちらの推奨作品群から私的に厳選入手した作品にハズレ無しでして。
    時間を惜しまずアニメ化になる前にやっておけばよかったと思います。
    因みに、私にはこのアニメを見ないという選択肢はありませんw
    それにしても、こちらや、他所の私的な参考ブロガーさんも数年前より記事の更新がパタリと止み。
    自分とエロげとの関係も一つの区切りとなりました。
    とはいえ、現在は遠方の某所にて保管中のお楽しみ積みゲーは山積みでして、積みゲー崩しが楽しみなのは変わりません。
    本作は入手作品中でもとりわけ期待感の強い作品の一つでして、
    本日は、ふと本作品との出合いとなった記事の再読がてら、こちらに筆が向き一言ボヤイてみたくなりましたw
    ま、自分にはネタバレアニメ化となりますが、せめてアニメ化の大成功を祈ります。
    長文、失礼致しました。

    • G より:

      このような放置されているブログに、このような感激してしまうコメント、ありがとうございます

      数年前こちらの推奨を見て作品を入手したものの積んで放置しており、自分にとってお楽しみの「宝物庫(ダンボール製)」に埋もれている一品ですw
      こちらの推奨作品群から私的に厳選入手した作品にハズレ無しでして。
      ➡︎いやー、そう言って頂けると、今は放置してしまっているとは言え、私がやっていた事は本当に意味があったんだなあと実感致します‼️

      私は今はブログこそ書いてませんが、ビジュアルエロゲというか、ビジュアルノベルに対する愛は依然として持ち続けております。

      今回のまほよの朗報は自分もほんとうにビックリです!本当に大好きで、3人の物語を見届けるまでは死なない‼️くらいに思ってます。

      まだ未プレイという事で、この作品をはじめてやる感動をを味わえるのが羨ましいです。

      まあ、もう5回くらいはやってますが、周回する度に、本当に最高の作品だなとしみじみ味わい深いものもあるのですが。

      放置して久しいですが、このようなコメントを頂ける方々には、いずれ何かお返しがしたいと思っております。それ程に、こういうコメントは本当に嬉しい事この上ないです^_^

      どうもありがとうございました

  2. ご返信、ありがとございます より:

    再投稿、失礼致します。

    「名作は色褪せない」ことを誰もが知ってます。
    それを言い伝えるソースが、日々、ネット情報からも消えてゆくのは仕方ないです。
    ある意味で社会の偏見を恐れず、このジャンルのレビューを大量に扱い、一つ一つ作品をじっくり吟味した上でその素晴らしさを伝えることが無意味ではあり得ません。
    自分の知る限りでも、参考にさせて頂いた貴重な作品レビューブログがいくつか閉鎖されて本当に残念です。
    このようなレビュー記事は、名作が古くなってゆくにつれ、そのレビューや情報に対する感謝の度合いが増すのです。
    自分がこのジャンルの商品に関心を持つ頃には、批判やお叱りを恐れずに言えば「すでにエロげ全盛期を過ぎていた」ようです。
    WHITE ALBUM2のアニメ化後のさらにかなり経ってからで、きっかけがこのアニメだったことが懐かしいですが。
    そして、このジャンルの大量レビューブログの閉鎖がちらほら始まってました。
    当時、そのことの意味を自分なりに危機だと思い、良いレビューを読み漁り「名作」を確信させる商品を少なからず精力的に収集しましたw
    すでに収集困難な商品もありましたが、こちらのようなブログが保存されていること自体に感謝します。
    そして自分は、自分がまたブログ訪問したくなったときにも消えないで欲しいと願いつつこのブログを閉じるのです。

    さて、自分のボヤきへご返信下さった内容に、いくつか興味深い点がありますが、長々と雑談を始めるとご迷惑なので自重します。
    新作や旧作を問わず「名作」だと疑わない作品など新たな発見がありましたら、どのような形になるにしろ、いずれご紹介下さるよう淡い期待を持ってますが。
    なにより主様の可能な限りこちらのブログが末永く保存され続けることを願ってます。
    ちょうど一年の区切りの時期ですね、お疲れさまでした、そして良いお年を。

    誤字など読みづらいご不便な点はすみませんw

    • G より:

      またまた本当に嬉しい事ばかり言ってもらい、心底感激しております!

      長々と雑談を始めるとご迷惑なので自重します。
      ➡︎いえいえ、全然構わないというか、むしろこのようなコメント頂ける方とはなんでもディープに話してみたいものです。

      新作や旧作を問わず「名作」だと疑わない作品など新たな発見がありましたら、どのような形になるにしろ、いずれご紹介下さるよう淡い期待を持ってますが。
      ➡︎ありがとうございます
      サーバー契約更新の時期になると、「もう費用を払ってまで維持する意味あるのか?」とも思いつつ、捨てきれずに維持してきましたご、今はやめてしまっているけど、この時自分のやってた事ははやっぱり意味や価値はあった、とこのようなコメント頂けるとしみじみ感じます。

      本当にありがとうございます

      なにより主様の可能な限りこちらのブログが末永く保存され続けることを願ってます。
      ➡︎はい。その辺り今やってる事がある程度形になったら、これまでの事とか、今後の事とか記事にでもしようかとも思ってます。

      一つ言えるのは、一度大きな挫折もありましたが、なんだかんだで自分はやっぱり、エロゲという媒体が大好きで、そのために動いてるという点においては、ブログをやっていた時から変わっておりません。

      今後ともどうぞよろしくお願い致します

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