ユニゾンシフト:ブロッサム制作のゲーム「時計仕掛けのレイライン」の感想を書きたいと思います。 ※プレイ時間目安:30~35時間(三部作合わせて)
・感動・・・8
・ハマり度・・・10
・キャラ・・・8
・音楽・・・10
・CG、演出・・・9
・総合・・・9
意外で嬉しかったのは、日常会話がけっこう面白かったりして笑わせてくれたところです。
一作目の序盤の方は唐突ではありながらいろいろ伏線をちりばめた謎の展開などが続いて面白いですが、個別ヒロインルートに入ると話が本筋とは関係なくなるのでちょっと微妙でした。
全三部作のこの作品、一作目は上記のようにちょっと微妙に感じるところがありましたが、二部作の中盤から三部の終盤にかけては謎がどんどんと解けていき、怒涛の展開で目が離させられず、一気に読んでしまいました。それだけ面白かったです。話の流れにも破綻もなく、よく纏まっていたと思います。
さっきも書きましたが、一応一般的なエロゲの体を取りたいのか一部も二部も個別ヒロインのルートを用意しているのですが、正直、個別は無くても本筋の方だけで良かった気もしますね。
後、推理をするシーンで選択肢を選ぶのが結構あるんですが、これは攻略サイトとか見ないで自分なりに頭を使って選んだ方が楽しめるかもしれません。
三部合わせると結構なキャラが登場しますが、やはり一番魅力的なのはメインヒロインのモー子こと憂緒ちゃんですね。普段は冷静で頭の回転が良くて鋭い推理をするときはかっこいいのですが、デレた時の可愛さも相当なもので、実に萌えました。
主人公は最強とは言いませんが、それなりにスペックが高くて性格的にもそんなに癖はないので、好感をもちやすいキャラです。その他のキャラも特別癖が強いキャラはいませんが、二部から登場する最強毒舌執事のルイはいう事やる事かっこよかったですね。
後は学園長の笑い声がたまに妙に面白かった事ぐらいですかね。これは声優さんのお手柄ですね。
BGMはどれも非常に良かったです。お洒落で優雅な雰囲気の曲や不思議でミステリアスな雰囲気を醸し出してる曲が多かったです。どれも作業用として聴いてもいいぐらいにいい曲ばかりでした。
CGは綺麗かつ、なんかあおかなとかspriteさんのと似てて若干独自の手描き感があるような絵です。
演出が結構凝ってるのはとても良かったです。序盤で夜の世界が現れるとこの演出が非常に良かったです。れによってより雰囲気が出て、その後の展開に期待させるような演出になってました。
ミステリーな感じの作品がやりたくてプレイしましたが、評判通りの面白さでした。謎が謎を呼んで先が気になるような展開が好きな方はプレイして損はないと思います。やるなら必ず三部までやりましょう。一部で「んー、ちょっと微妙かも。」と思っても二部まではやってみてください。個別は置いといて本筋の話は本当に面白いので。
OP↑
1部
2部
3部
中古で買うならこの3部作セットが得でしょう。新品だと大して変わらん気がしますが。
ダウンロード版でも3本セットあるようです。こっちの方が安いようです。
時計仕掛けのレイライン ダウンロード版 3本パック