sprite制作のゲーム「蒼の彼方のフォーリズム」の紹介、感想記事を書きたいと思います。 ※プレイ時間目安:25~30時間
アニメ化も決まっていて、以前から話題になってたので購入してプレイ。爽やか青春ものですが、見所は「フライングサーカス」という面白い設定。
・感動・・・8
・ハマり度・・・9
・キャラ・・・10
・音楽・・・10
・CG、演出・・・10
・総合・・・9
物語自体ももちろん面白いんですが、この作品の一番の魅力は「フライングサーカス」の時のバトルですね。単純に熱くて燃えるのもありますし、頭も使っており、さらに架空の斬新な設定のスポーツなので、他には無い面白さがありました。
展開自体はかなり王道なんですが、主人公のトラウマになっている謎の過去という重大な伏線もあり、またちょくちょく「んん?」ってなるちょっとした伏線も仕込んできて、さらに日常会話も無駄のないテンポによって中だるみがなかったです。
日常を楽しみつつ、常に先も気になるという感じで読んでて面白かったです。いずれのエンドも予想通りですが、大団円の爽やかエンドでした。
個別ルートは6話の選択肢で分岐するですが、話の流れ通りに分岐すると
明日香→真白→莉佳→みさき という流れになりますが、このままの流れでやった方がいいと思います。というのも、ルートによって面白さも割と差があるし、みさきルートは主人公の話でもあり物語の核心に近いからです。
明日香、真白、莉佳の順番は変えていいですが、みさきルートは後にすることをおすすめします。
主要キャラ紹介
・日向 晶也
本作品の主人公。久奈浜学院2年生の男子生徒。世話好きな性格で人からの頼みを断るのが苦手。かつてはFCの選手だったが、過去のとある出来事のため今はやめてしまっており、日常生活でもあまりグラシュで飛ばないようにしている。
・倉科 明日香(CV:澤田なつ)
転校生。元気。素直。どんな人にも敬語を崩さない、礼儀正しい転校生。
好奇心旺盛な努力家で、一度夢中になったものには、真剣に向き合う!
・鳶沢 みさき (CV:紺野由梨)
クラスメイト 天才肌。大食漢。気分任せで行動する、マイペースでサバサバとしたクラスメイト。
大のおばあちゃん子で、昔ながらの智恵を教わっている。
・有坂 真白(CV:瀬良みと)
後輩。ゲーマー。ちっこい。素直に思った気持ちを表現する、にぎやかでかわいい後輩。
みさきのことが大好きで、四六時中その背中を追いかけている。
・市ノ瀬 莉佳(CV:三代眞子)
優等生。強がり。お隣さん。主人公の家の隣に引っ越してきた女の子。
なんでもこなせる優等生だが、意地っ張りで素の自分を表に出せない。
攻略できるメインヒロイン達が全員魅力的なのがいいですね。それぞれのキャラは↑の説明のまんまですが、特別癖が強くてウザいとかなくてちゃんとキャラ立ってますし。
僕的にはけっこう負の部分も多く持ってて面倒な性格しているみさきが一番共感も出来たし可愛かったし好きです。
主人公も最初はトラウマ抱えたりしてて煮え切らなかったりするところもありますが、好青年で不満点はないです。
音楽は日常シーンからクオリティ高いです。ゆったりした雰囲気でありながら何気にお洒落な感じでかっこよくもあるBGMが多いです。
Spriteさんのとこの絵は前からなんか「コンピューターグラフィック」って感じよりも、キャラ絵も背景もなんか手描き感というか塗った感というか、そういうのがあっていいなあと思ってたんですが、実際やってみるとやっぱ良かったです。
エロゲの中では似てる絵もないしオンリーワンな感じですね。
そこでいつも通り背景をスクショしようとしたら何故か出来ない・・・どうやらそういう仕様になっているようですね。僕の様な感想ブログをしている側からすれば割と不満ですが、まあ何か意図があるのでしょう。
後、演出面で良かったのは物語には1話、2話という感じで区切りがあるんですが、次の話に進む時にアニメの次回予告と同じような感じで、キャラが次の話の説明したりするんですが、なんか話の途中でこういうのが差し込まれることで次の話への期待が膨らんで凄くよかった。
評判の通りとても面白い作品でした。ただ、全体的に結構あっさりしてるので、強烈な感動とか考察とかを求める人には合わないかもしれません。
それ以外の人には幅広くおすすめ出来る作品だと思います。特に「フライングサーカス」という設定の面白さは見所です。
要素↓
・青春
・燃え
・キャラが魅力的
・設定が面白い
・王道
OP↑
名言集はこちら
割と珍しいですが、公式でプレイ動画を公開しているので、気になった人は参考にするとよいかもしれません。↓