Innocent Grey制作のゲーム「殻ノ少女」の感想、紹介記事を書きたいと思います。プレイ時間目安:30~35時間
・感動・・・9
・ハマり度・・・10
・キャラ・・・8
・音楽・・・10
・CG、演出・・・10
・総合・・・10
「inoccent gray」繋がりで第三作目「殻ノ少女」プレイしてみましたが、美少女ゲームアワードでBGM部門、プロモーション部門金賞を受賞していて、今までの良いところは引き継いで、さらにレベルアップしたという感じです。
前作、前々作と同じく
・戦後の日本が舞台
・連続猟奇殺人事件
を扱っていて、「inoccent gray」ならではの悲しげ、和風、ホラーテイストな独特な雰囲気と世界観は健在です。
伏線は非常に多く、日常シーンでもダレるということはなく、常に緊張感が漂う感じになっています。
これもまた、仕方ないんですが、ヒロインが死にまくりますので、残虐シーンはけっこう堪えます。(CGや演出がよりハイクオリティになってるため、さらに堪えるというのもあります)
「カルタグラ」の時からそうでしたが、「狂気」というのが「inoccent gray」のテーマでもあると思うので、泣けるって感じの感動ではないんですが、中々他では味わえない、狂気に彩られた物語独特の感動みたいなのがあます。
ヒロインはまたさらに可愛くなってますし、それぞれの味があっていいです。(そんなヒロインたちの殺人シーンはけっこう鬱になります。。。)
今までの「inoccent gray」作品の傾向から主人公がけっこう情けないという点があったんですが、今作の場合はそうでもないです。
特別、能力が高いというわけではありませんが、「カルタグラ」「ピアニッシモ」の時のように、見ていて不甲斐ないってことはなく、「inoccent gray」では今までで一番好感が持ちやすい主人公だと思います。
音楽は前作前々作から安定していて、相変わらずクオリティ高いです。
落ち着くような曲、不穏な雰囲気を醸し出している曲、緊迫感が伝わってくる曲などそのシーンごとにマッチしているBGMはより悲しくて、恐ろしいストーリーを引き立てています。
特にこの曲が好きです↓
「殻ノ少女」(曲:MANYO(Little Wing))
作品:殻ノ少女(Innocent Grey)
殻ノ少女 オリジナルサウンドトラック Azureより pic.twitter.com/zA8wYG1ygu— 基本エロゲ、ギャルゲ名言BOT画像つき (@erogenomeigen) 2016年2月26日
タイトル画面でも流れますが、もの悲しい雰囲気が漂いながらも美しい曲です。
「Reasoning」(曲:MANYO(Little Wing))
作品:殻ノ少女(Innocent Grey)
殻ノ少女 オリジナルサウンドトラック Azureより pic.twitter.com/lLpxOCfyJt— 基本エロゲ、ギャルゲ名言BOT画像つき (@erogenomeigen) 2016年2月24日
こちらは推理のシーンでよく流れますが、なんかもう雰囲気が良いです。
グラフィックは相変わらず綺麗、キャラ絵、背景ともに、今作になってより綺麗になった感じがします。
また、猟奇殺人のシーンも、変わらずその残虐さがひしひしと伝わってくる文章と演出は素晴らしくも恐ろしいです。
今までの「inoccent gray」の魅力はそのままに、全てにおいて、さらにレベルアップしているのが今作「殻ノ少女」だと思います。
以下の要素を求める人には特におすすめしたい作品です。
・ミステリー
・音楽が良い
・CG、演出が良い
・雰囲気、世界観が良い
・鬱
デモムービー↑
「カルタグラ」「ピアニッシモ」「和み匣」「殻ノ少女」、4つセット↓
注意点は、グロがかなり苦手な人にはきついかもしれない(CGよりも音の方がきつい気がします)のと、選択肢がかなり多いので、攻略サイトをみながらじゃないと、全エンドを見るのは中々骨が折れると思います。(ただ、順番に見ていかないと、攻略サイトの選択肢だけでも、ちょっとネタバレになることもあるので気を上手く直前の選択肢だけを見るようにするといいと思います)
僕はこのサイトを参考にして攻略しました↓
http://desertrain.sakura.ne.jp/kouryaku/2008/ig_karanoshoujo.html
あと、この「殻ノ少女」は「カルタグラ」から物語が続いているので、まだプレイしていない人は先に、「カルタグラ~ツキ狂イノ病 ~」のプレイすることを推奨します。