RaM制作のゲーム「恋ごころ」の紹介、感想記事を書きたいと思います。 ※プレイ時間目安:20~25時間
・感動・・・9
・ハマり度・・・8
・キャラ・・・9
・音楽・・・8
・CG、演出・・・8
・総合・・・8
シナリオライターがクラナドとかAngel Beats!などkey作品に携わっている方で、ギャグの面白さはKey系列の作品に通じるところがあります。特にフェイユンと主人公のバカな掛け合いは中々笑わせてくれます。
日常シーンがずっと続いてると思ったらいきなりシリアスなシーンになったりする事がけっこうあるので、ちょっと気持ちが追い付かない感はありました。
評判ではるぅルートが泣けると言われていましたが、確かにるぅルートは一番感動しますし、感動シーンでの挿入歌や挿入テキストなどの演出が上手いです。ただ、演出は上手いんですが、日常シーンが長い割には個別に入ってシリアスになってからの展開が駆け足過ぎる感があったので、もうすこしじっくり言ってもよかったんじゃないかとは思います。
後、るぅとしゃおエンドについては凝った仕掛けがあるので、普通にしてたら見れないエンドもあるのでやる際は攻略サイトを参考にしてみてください。
http://www5a.biglobe.ne.jp/~tim/games/koigokoro.htm
主要キャラ紹介
・リリカ(CV:佐伯ゆりこ)
強くなる為に館の門を叩いた少女。修行熱心だが、クールで冷たい口調が目立つ。「ふぁんふぁん」(ジャイアントパンダ)の飼い主。
子供好きっぽく、爬虫類系がかなり苦手。修行中に主人公と身体の関係を持つ事になる。
・シアン(CV:?)
おっとりとした色黒娘。彼女は一度死んでおり、何かの術によって生き返らされた。
その反動か、気がつくと寝ていて一日の2/3は寝ている。花が好きで、館内のすべての花を世話している。あと、食べ物では爬虫類が美味しいらしい…。
・フェイユン(CV:南菜実)
目に見ていると危ない人。近くで見ても危ないけど…実は女だが、恥ずかしがり屋でぬいぐるみを脱がない。
主人公に何か恨みがあるかのようにちょっかいを出す。こいつも一応人の為に役に立ちたいと入館…。
・るぅ(CV:佐々木あかり)
行き倒れで館の前で寝ていたところを主人公が拾う。「人様の役に立つのなら…」とそのまま入館。
普段は主人公の後ろについてくる(気配無しで)謝り癖があってすぐに謝る、心の奥に深いトラウマがあるようだが…。
・シャオ(CV:涼森ちさと)
塀の上から遊びに来る元気な女の子。
楽しいこと最優先で「食う・寝る・遊ぶ」しかしていないが、いつの間にか皆に混じって武術を身につけてしまっている。
ヒロインの弟子たちは非常にキャラが濃いです。クーデレのリリカは可愛いし、フェイユンは馬鹿で面白いし、シアンは寝るタイミングが絶妙だし、るぅとシャオはやたらと「なんかあるな。」っていう訳あり感があって気になるしって感じでした。
主人公は熱くて最強系の主人公なんですが、バトルシーンなんかはけっこう適当なので、あまり「主人公強えーっ!」とは実感しにくいのは残念でしたが、癖も少なく、好感を持ちやすい主人公だと思います。
あと、リリカのお供のジャイアントパンダのふぁんふぁんがいるんですが、超優秀&最強パンダなところも見所です。
音楽は相応に古臭さを感じさせるもでしたが、感動シーンでのBGMはkeyの力を感じますね、上手いです。
OPは意外と言っては失礼かもしれませんが、普通に良かったです。
CGはもう15年前のものなので、けっこう時代を感じさせますが、これは各々の価値観で違うでしょうが、僕的には古臭すぎって程ではないので、あんまし気にならなかったです。背景なんかは当時にしては良い方なんじゃないかとも思います。
このゲーム特有の点はHシーンに動画を入れているという点です。これは最近のやつでもそんなにお目にかかれないんじゃないかと思います。(抜きゲーについてはあまりやらないので分かりませんが。)
もちろん、動画のクオリティ自体は最近のヤツと比べればしょぼいんですが、これはこれでありというか、僕がチャイナ服とか中華風コスが中々好きからか分かりませんが、そこそこ使えました。
欠点もありますが、良い所は良い。そんな感じですかね。個人的に一番の見どころはやはり日常シーンのギャグですかね。笑わせてもらいました。また中華な世界観を味わいたい人にもおすすめですね。
要素↓
・ギャグ
・演出が良い
・感動
DEMO↑