CIRCUS制作のゲーム「D.C.III」の感想を書きたいと思います。 ※プレイ時間目安:30~35時間
・感動・・・8
・ハマり度・・・9
・キャラ・・・10
・音楽・・・10
・CG、演出・・・9
・総合・・・9
前作までと同様、桜が年中咲き乱れる初音島という舞台で、王道学園ものというのは共通です。ただ、序盤からパラレルワールド展開とか先が気になる伏線がちりばめられてて引き込み度としてはシリーズ1ではないかなと思います。ただ、甘酸っぱい恋愛ものとして、心理描写の丁寧さなどではやはり前作が上で、のD.C.Ⅱは最強だったなと思います。
気がつかなければ普通にスルーしてしまいそうなレベルですが、今までと比べて、日常会話の中でちょっとしたギャグ要素が盛り込まれるようになってます。この点については嬉しいですね。やはり日常もので、ギャグが皆無なのは結構寂しいので。
後はもう今まで通りの超王道な学園ものと言えばそれで済むような感じですね。
今回からルート別に簡単にネタバレなしで紹介しようかなと思います。
では、まずシャルルルートから。
このルートは独立しているというか、あまり本筋とは関係なく、焦点シャルルのみに当てられてる感じでした。最初に攻略したのは正解だった気がします。D.C.Ⅱやった人はどこかで気が付くかもしれませんが、「あれ、こんな話なんか聞いたことあるような?」ってなると思います。前作とはどういう繋がりがあるのかというのは気になる所でした。
とりあえずシャルルが外見的に僕の好みにドストライクなので、日常のイチャラブシーンが楽しかったです。白髪大好きですし、巨乳とはいえ、行き過ぎておらず形も良くて。。。とても萌えさせて頂きました。ごちそうさまです。
シャルルルートの話のテーマは「過去」とも言えるかもしれませんが、個人的には「大切な人ほど伝えるべき事はしっかり言葉にして伝えないとね。」っていうコミュニケーションの重要性かな、と思いました。
互いが互いを想い合ってはいても、それをしっかり相手に言葉にして伝えておかないと、致命的なすれ違いが起きてしまう。気を付けないとよくありそうな話です。
では次は姫乃ルート。
このルートでは主人公の目的とか色々と判明したり、謎の新キャラも登場したり、解明しないままの謎もあってやたらと気にある所が多いルートでした。物語の面白さにはシャルルルートより上かなって感じです。シャルルルートよりイチャラブが少なくてシリアスが比率的に多い感じはしました。
話しのテーマとしては、こちらも同様で「すれ違いに気を付けよう」って感じですかね。
次はサラちゃんルート。
サラちゃんがめちゃめちゃ可愛いので、サラちゃんにブヒブヒするためのルートです。後、どうでもいいんですが、一部ゲームをするシーンがあるんですが、その時の演出が64かよってくらい古臭いというか、懐かしかったのが面白かったです。こんな感じ↓
話の方はまあ、「愛は必ず最後に勝つ!」という感じの幸せなお話という感じですかね。
次に立夏さんルート。
このルートは選べる中では最後にやった方がいいと思います。最も物語全体の核心に迫る話なので。姫乃ルートでチラッと出てきた謎の新キャラも明らかになりますし、trueである葵ちゃんルートへの繋ぎとして最適なルートだと思います。
立夏さんが可愛いのももちろん良いのですが、色々と判明していくので、ハマり度的には上の3人よりも上ですね。話の内容としては、「やっぱり無理とか我慢はし過ぎると良くないよね。」って話でした。
別に誰からやっても問題は無いと言えば無いのでしょうが、やった感じだと、シャルルとサラちゃんルートは本筋とはあんま関係ないので、この二人→姫乃→立夏、という順番が一番良いかなとは思いました。
最後に葵ちゃんルート。
このルートはもうそのままTRUE直行なので、物語の核心なので今までの謎が明らかになるので、一番面白くてハマり度も一番です。葵ちゃんとのイチャラブももちろんありますが、後半からはほとんどシリアスになっていきます。
そしてtrueですが、クリアするとなんかⅠ、Ⅱ、ⅢとD.C.シリーズを続けてやってきた者として感慨が湧きました。「あー、そういう風に繋がってたのね!」というのが分かって「このシリーズやってきてよかったな。」とここにきてしみじみ思いましたね。
ラストはもちろん、大団円のハッピーエンド。細かい所に突っ込めば粗は出るかもしれませんが、本当に最初から最後まで、「初音島の枯れない桜」というちょっと不思議な設定交えた超王道で幸せな学園ものでした。
後、サイドストーリーでD.C.Ⅱのキャラがメインのシナリオがありますが、これは前作をやった人間にとってはとても感慨深いものになると思います。
主要キャラ紹介
・芳乃 清隆
公式新聞部に所属。さらの部活見学に付き合った際の成り行きから掛け持ちで女子ソフトボール部にもマネージャーとして所属している。
女の子の知り合いが多いため、耕助からは「シアワセレブ野郎」と呼ばれるが、過去の主人公同様に女性関係には鈍感。
・森園 立夏(CV:芹なづな)
抜群のルックスと人懐っこい性格から、学園のアイドルと呼ばれている。
風見学園付属 3年2組。 主人公・清隆の所属する “公式” 新聞部の部長。
・葛木 姫乃(CV:森谷こころ)
清隆と同じ団地の、隣の部屋に住んでいる幼なじみの女の子。
幼い頃から葛木家でお世話になっていたので、兄妹のような関係とも言える。
・芳乃 シャルル(CV:藤邑鈴香)
一つ年上のいとこで、今は清隆と一緒に団地に住んでいる。
清隆のことを溺愛し、スキンシップの激しさもあって、清隆はちょっと反応に困ることも。
・瑠川 さら(CV:高梨琉衣)
飛び級で清隆と同じクラスに進級してきた一つ年下の女の子。
まじめな性格でちょっと頭の固い一面も。 そんな性格が災いしてついつい頑張り過ぎて煙たがられてしまうこともあったり。
・陽ノ下 葵(CV:綾木さゆ)
いつでも明るく笑顔の絶えない女の子。でも、はしゃぎ過ぎるとすぐに病気になってしまうほど生まれつき身体が弱かったりする。
そんな体質にも負けずに、いくつものバイトを掛け持ちするなど、勤労少女でもある。
Ⅱでもそうでしたが、D.C.シリーズのキャラは外見的、性格的な可愛さで言えばトップクラスですね。(Ⅰは古いので置いといて)この、Ⅲも可愛さはみんな抜群です。
立夏さんも素晴らしいですが、やはりシャルルですね。イリヤからですが、白髪大好きな私には堪らないですし、おっぱいも巨乳キャラとはいえ、形も素晴らしいという。そしてスキンシップは激しいと。これはもう最高でした。
後はロリ枠としては姫乃とサラちゃんですが、僕的にはサラちゃん推しです。声優さんが合うのか、声がやたら可愛いです。性格や言動がどうも父性本能をくすぐるというか、守ってあげたくなる可愛さがあるキャラです。
BGMについては日常シーンとかは前作のと同じの使ってたりしますが、感動シーン、シリアスなシーンでのBGMはクオリティが高いです。普通に音楽単体で聴いても問題ない良い曲は良いですので、度々他の所でも言ってますが、やる際はイヤホン装着を推奨します。
OPが一杯あるのはD.C.シリーズの大きな特徴の一つですが、シリーズの中でも最新なだけあって一番よかったです。
CGはまた綺麗になってます。キャラ絵の可愛さとしてはトップレベルです。背景は最近の奴の中では普通かちょっと綺麗といった感じでした。
前作から引き続き、演出面での挿入歌が流れるタイミングは非常に上手いです。また、話の区切りにOPを入れるのはテンションが上がるのでかなり良い演出だと思います。
上でも書きましたが、シリーズの集大成ともいえるⅢ。(Ⅳが出るかどうかは置いといて)始める前はいろいろあり過ぎて手が出しづらいなとしり込みしていたのですが、やってきて良かったなと思える満足な作品でした。
前作、前々作からD.C.シリーズをやってきた人はもちろん、始めてシリーズに入るという人もこれからやり始めるのもありなんじゃないかと思います。Ⅲ→Ⅰ→Ⅱ、とかⅢ→Ⅱ→Ⅰとか言う順番でやるのもそれはそれで面白いかもしれませんね。(ただ、あくまで物語的にと言う話なので、CGとかがどんどん古くなるのが気になる人は普通にⅠ→Ⅱ→Ⅲ、またはⅡ→Ⅲとかでもいいと思います。)
OP↑
毎度のことながら、D.C.シリーズと言えば、やたらといろいろな種類がありまくって何買えばいいのかよく分からないですがⅢについては全年齢なら「D.C.III R」で、18禁なら「D.C.III R X-rated」でいいと思います。それでFDもしたいなら「D.C.III P.P.」も買うって感じですかね。ただ、もう少ししたら、続編?みたいなのもで出るみたいです。
DL版はDMMとかにもまだ出てないようです。
後、「D.C.II Dearest Marriage」というD.C.IIでの音姫ルートのその後を描いた作品があるのですが、これはⅢより後に発売されていて、Ⅲともけっこう関連性が高く、d.c.シリーズの集大成とも言えるので、Ⅲをやった後にこれをやるといろいろ繋がって面白いと思います。
さらに、大体他のでは付き合ってその後もずっと幸せでした。ちゃんちゃん。みたいな感じで終わるの所を、付き合って、結婚して、出産、子育て等、その後の話もよく描かれていて、本当に幸せ一杯ば物語で、「俺も結婚してぇ。」と思わされました。
FDとかいろいろめんどいと思うかもしれませんが、これはおすすめです。ホント今までシリーズやってきてよかったです。