key制作のゲーム「智代アフター」の感想、紹介記事を書きたいと思います。 ※PS2、PS3、PSPで全年齢版あり、プレイ時間目安:15~20時間
・感動・・・10
・ハマり度・・・8
・キャラ・・・9
・音楽・・・10
・CG、演出・・・9
・総合・・・9
CLANNADのヒロインの一人、坂上智代のアフターストーリー。賛否両論な今作ですが、個人的にはとても感動しました。
かの有名な泣きゲー(アニメ化もされています)、「CLANNAD」をプレイし、「人生」を感じ、そのサブヒロインの一人である坂上智代ルートの後日談というこのゲーム、以前から智代はかなり好きな方でしたし、興味はまえからあったので、プレイしてみましたが、、、、、、「CLANNADは人生」とよく言いますが、「智代アフターもまた人生」でした。
話自体は短めで、10時間くらいで終わる程度ですが、流石麻枝さんといった感じで、シナリオが泣ける。
CLANNADでもそうでしたが、麻枝さんの書く物語は本当に「人生」を感じます。
そして、人生を生きている私は、たかがゲームと思うかもしれませんが、彼ら彼女らの人生を感じずにいられません。
「幸せって何?」「人生って何?」そんなものは考えてすぐに答えが出せるものでもなく、考えること自体、下らないと思う人もいるかもしれませんが、少しでもそれについて考えたりすることがあるのなら、このゲームをやってみることをおすすめします、きっと何か得るものがあるはずです。
主要キャラ紹介
・岡崎朋也
社会人1年目で、卒業後は廃品回収屋に就職した。アパートで一人暮らしをしつつ、智代との交際を続けている。
・坂上 智代(CV:一色ヒカル)
社会人一年目の朋也を支える、家庭的な本編のヒロイン。実は、男が束になっても敵わないぐらい喧嘩が強い。
朋也と出会い、人生が大きく変わる。
・坂上 鷹文(CV:涼森ちさと)
智代の弟。 パソコンを扱うことに長けている。朋也の部屋に強引にパソコンを設置して居座り、ひと夏をかけてロールプレイングゲームの制作に入る。
見かけによらず結構ナイーブ。
・河南子(CV:涼森ちさと)
母親の再婚話に不満を抱いて、飛び出してきた鷹文のモトカノ。ふたりが別れた理由は定かではない。
非常に口が悪いうえに、とにかく何でも剛速球。
・とも(CV:佐々木あかり)
突然鷹文が連れてきた異母姉妹。父親の顔も満足に知らないうえに、母親にも育児放棄された悲しい境遇。
であるにも関わらず、誰の言葉も素直に信じる純真無垢な少女。
キャラも少ないですが、智代を始めとても魅力的です。
まず、可愛いですし、萌えもあり、笑える要素も結構あります。
特に、智代の話なので彼女の人間性がよく描かれているのですが、彼女の優しさには非常に心打たれましたね。あとロリコンの僕にはともちゃんがかわい過ぎました。
また、やはり流石のKEY、音楽も非常に素晴らしいです。
OPもいいですし、BGMも癒し系の曲が、とてもいいです。
特にこのBGMは一番好き↑
絵はkeyにしてはかなり癖がなく、万人受けしそうな絵で可愛いです。
演出については、やはりkeyらしく、泣けるシーンでの音楽の入れ方が素晴らしいです。
賛否両論のゲームのようですが、以下の要素を求める人にはおすすめしたい作品。
・感動
・メッセージ性が強い
・音楽が良い
・短い
やっておかないと話が全く解らないなんてことはないので、絶対とまでは言いませんが、やはり先に「CLANNAD」を先にプレイすることをおすすめします。(プレイしていた方が途中で「?」となることもないと思うので)CLANNADのレビューはこちら
以下の記事は私がこのゲームから考えたことです。(ネタバレは極力無し)興味がある方は是非読んでみて下さい。
このゲームのキャッチコピーで「人生の宝物を探しに行こう」とありますが、まさしくそんなことを考えさせてくた作品でした。
「あなたの人生にとって、「宝物」つまり大切なものはなんですか?」そう聞かれたらあなたは「〇〇だ!」という何かがありますか?
そんなものがあるのなら、その人はきっと幸せ者だと思います。
私はこのゲームを始めてやった時、「俺にとって大切なものって、、、、、、、、、」という感じでわかりませんでした。
しかし、私はそれを真剣に探そうと心底思えました、そして、いろいろやってみて「ああでもないこうでもない」と考えながら探していました。
「俺には何もないんじゃないか?」と何度も思うこともありましたが、このゲームの最後にあった「人生の宝物、きっとあなたにも見つかる」という言葉を思い出し、求め、探し続けて、見えてきた私にとっての大切なもの、「宝物」があります。
それから私は確かに「自分は幸せだ。」と心から思えるようになりました・・・たぶん。