ぼくの一人戦争 感想、レビュー 良いとこは良いけど不完全燃焼


あかべぇそふとつぅ制作のゲーム「ぼくの一人戦争」の紹介、感想記事を書きたいと思います。 ※プレイ時間目安:10~15時間

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  ・感動・・・8
・ハマり度・・・10
・キャラ・・・9
・音楽・・・10
・CG、演出・・・10
・総合・・・9

「車輪やG線を越えるんじゃないか!?」っていう大きすぎる期待はせずにプレイすれば十分良作だと思います。(期待しないのも無理な話ではあるんですが)

あらすじ
『最期の独りになるまで、この戦いは終わらない』

恋人の犬塚るみが、抜き身の日本刀を振って、そう言った。

ある穏やかな春の日、里見永治が知っている海辺の田舎町は世界を一変させた。

通い慣れた学園に暴力的な緊張が張り詰め、悪意をもった“敵”の姿は目に見えず、しかし確実に迫ってくる

少年少女たちは大切なものを守るため、それぞれに武器を手に取った。それは、最期の一人を作らないようにするための、心優しい戦いだった。

極限の運命にもてあそばれた二人を描いた、感動のヒューマンドラマ。

・ストーリーについて(シナリオ:るーすぼーい)

序盤から車輪やG線をプレイした人ならわかるであろう「あー、るーすさんだわ。」っていう展開が見られます。

やっぱ面白いです、それまで当然としてきたものをひっくり返すような、るーすさんならではの面白さは。

更に、その後 「えっ!?何これ!?」ってなる急展開 も大して間も開けずやってくるので、引き込み度は相当なものでした。

ルートは一本道でるみ一筋の話なんですが、流れは車輪やG線似てて、キャラ一人一人にスポットライトが当たっていく感じです。

主人公だけでなく、 各キャラが何を思い、何に悩んでいるのかなど、 心理描写も非常に緻密で感情移入しやすかったです。(ここらへんも流石るーすさんだなと)

また、ネタバレにならない程度にしますが、 『会』という不思議現象がこの作品の中心になっているのですが、非常に 「人間関係」について考えさせられる内容になってます。

終盤は少々あっさりし過ぎかなって感じはしますが、全体的なシナリオはシナリオゲーを求める人には充分おすすめ出来るクオリティだと思います。

・キャラについて

プレイ前からなんとなく分かってましたが、車輪でいうとっつぁん、G線でいう権三みたいな外見とか言動がいかにも 「僕がラスボスです。」と言わんばかりの存在感のキャラが今作もいます。

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長門っていう狂った爺さん↑

この濃い悪役ってのもるーすさんの作品の大きな魅力の一つだと思います。

後はメインヒロインのるみは可愛いですね。超純粋かつちょっと変な黒髪ロングな娘です。

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「か、ら、のー。」とか「ですのー。」などが口癖↑

るみももちろん可愛いし好きなんですが、僕的には錦戸さんが可愛い+ネガティブなんだけど良い娘過ぎて攻略できないのが辛かったです。(あと黒ストが堪らん)

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主人公については、始めからプレイする人の為にも敢えて何も言わないでおきます。

・音楽について(音楽:西坂恭平、上松範康、歌:桜川めぐ、しほり)

公式サイトがOPENしてから予想はしてましたが、BGMが非常に良いです。

癒し系の曲から、渋くてかっこいい感じの曲など、非常にクオリティが高い曲ばかり で、日常生活でBGMにも聴きたくなるレベルです。

・CG、演出について(原画:有葉)

あかべぇ系列の作品は「ハローレディ!」以来でしたが、グラフィックは凄い綺麗になりましたね。

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近年は全体的に非常にCGのクオリティはめっちゃ高まってきてるのは感じてましたが、その流れに遅れることなく、乗ってきた感じですね。

購入前のサンプルCGで

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こんな↑のがあったし、「戦争」って言うから「バトルシーンなんかも熱いのかな?」なんて思いましたが、はっきり言って全くそんな事は無かったです。

一応、バトルはしてるんですが、ほんとに「一応してる。」だけであってメインはキャラの内面に密着した人間ドラマと「会」の謎ですので、バトルに期待するのは止めておきましょう。

また、基本エロゲは横字なんですが、今作は縦字も用いられてました。(全部じゃないですが)

縦字の作品は村正以来な気がしますが、いつも横字に慣れてる分、新鮮さがあって良いですね。

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・まとめ

車輪やG線という稀に見る傑作を生みだしたるーすぼーいさんの新作ともなればハードルが上がりまくるのは仕方無いことで現時点でも「期待外れ」的な声もちょっと聞きますが、僕的には充分楽しめました。(ただ、車輪やG線を越えたか?と聞かれれば、頷けはしませんが。)

車輪やG線並み、またはそれを越えるんじゃないかあ?って位期待してやると確かに期待を裏切られるかもしれませんが、あまり過度に期待せずに純粋にプレイすれば十分楽しめるんじゃないかと思います。るーすさんらしさも出てると思いますし。

以下の要素を求める人には特におすすめしたい作品です↓

・ハマる

 ・CG、演出が良い

・音楽が良い

 ・短い

 ・設定が面白い

・メッセージ性が強い

ぼくの一人戦争 ダウンロード版

名言集はこちら

以下の記事は僕がこのゲームをやって考えたことです。(ネタバレは極力無し)興味がある方は是非読んでみて下さい。

この作品を通して一番考えさせられたのは 「人間関係」です。

まず、ニートだろうと引きこもりだろうと、人間として生きている以上、誰一人とも何の関係も持たずに生きている人はいないはずです。

しかし、常に中心には「自分」があり、ニュースで「~~の事件が発生し、〇〇さんが死亡しました。」というような、顔も知らない他人が死んだり不幸になったところで、その瞬間だけ「可哀そうだ。」とか「ひどい。」とか思っても、その数分後には「夕飯何に食おうかな。」とか自分のことを考え始めるのが人間だと思います。

結局は、 「自分の事以外には興味も関心も無い」 というのが人間という存在と言ってしまっても間違いではないと思います。

また、生きてるからには誰でもそうでしょうが、 「幸せな人生、満ち足りた人生を送りたい」というのは共通の願望なんじゃないかと思いますが、悪く言うと、

「誰しも自分が幸せな人生を掴む為に他人との関係を利用している。」

と言っても的外れではないかと思います。僕自身、 「あなたは本当に自分の幸せの為に他人を利用していませんか?」 と聞かれれば、否定なんかできそうもありません。

なんか、言葉的に 「醜い人間」 というような気がしてきますが、人間は醜くて良いんだと思います。

利用している対象に「人間」という枠を外せば、僕達人間は自分が幸せに生きていく為にありとあらゆるものを利用したり、奪ったり、殺したりしてます。

食用の肉だって、生きたいから、美味いから殺しますし、環境汚染とか何百年後の地球がとか言っても、やっぱ今が快適だからエネルギーはどんどん消費するし、ほんとにどこまでも自己中な存在が人間なんだと思います。

しかし、重要なのは「自分が大事」なのは皆一緒でもその「自分」の中にほんの少しでも「他人」が入っているかどうかだと思います。

「寄生獣」という漫画でミギーというキャラはこんな事を言いました↓

「道で出会って、知り合いになった生き物が、ふと見ると死んでいた。そんな時なんで悲しくなるんだろう。そりゃ人間がそれだけヒマな動物だからさ。だがな、それこそが人間の最大の取り柄なんだ。心に余裕がある生物、なんとすばらしい!」

ほんとにその通りであり、それこそが人間が失ってはならない 「良心」であり、 「人間らしさ」なのだと思います。

自分と関係がある人間全てに、気遣ったり、思い遣るべきだとは言いませんが、自然にそうできるような人達との関係性こそかけがえの無い人間関係であり、いわゆる「絆」というやつでもあるんじゃなかいかと思います。

作中で長門が 「無駄な人間関係が一体どれだけあると思う?」 という発言をしていて、確か実際は関わりたくない、何の利益にもならない人間関係も相当多いはずです。

そういう人間関係を自分の為にすっぱり切り捨てるというのも実際かなり大切だと思いますが、 切り捨てていい人間関係とそうでない人間関係の判別は慎重に行うべきことかもしれませんね。


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