ソーサリージョーカーズ 感想、レビュー 片方の主人公がちょっとあれだけど、シナリオは面白い


3rdEye制作のゲーム「ソーサリージョーカーズ」の感想を書きたいと思います。 ※プレイ時間目安:30時間

ソーサリージョーカーズ

 

・感動・・・7

・ハマり度・・・10

・キャラ・・・9

・音楽・・・8

・CG、演出・・・9

・総合・・・9

あらすじ

――ある日 突然 “魔法”が生まれた。
魔法と呼ばれる現象は、限られた人間だけが知るものではなく、現政府からアナウンスされ一般常識として認知されている。
そして今では魔法を資源としてエネルギー利用される時代ともなり、様々な分野へ浸透している。
この物語は、そんな魔法の存在する世界で生きる人間たちの宿命の物語である。
境遇の異なる 6人の運命の糸が、いま紡がれていく……

・ストーリーについて(シナリオ:四万十川清流、不死鳥)

前作もシナリオは面白くて引き込まれましたが、今作はさらに面白くてなった気がします。中盤からは特に止まれなくなりました。複数人の視点で物語が進行していきますが、繋ぎが上手いので、「あの後どうなったんだ?」って思わされるので、どんどん読んでしまいます。

バトルシーンは演出は大したことありませんが、センリさんの方では常に頭を使いながらのバトルでそういう駆け引きとかがとても面白かったです。

逆に陽斗の方は「ああああああぁぁぁぁぁッッッッッッ!!!」とか言って気合いだの友情だの限界突破だのばっかで、読んでて考えるところが無かったんで割と退屈でした。ノリはあんまし面白くない少年漫画みたいでしたね。

性格の違う主人公のそれぞれに合った戦い方と言えばそうなのかもしれませんが、バトルで頭を使った駆け引きがないのなら、それを補って余りある燃えるような演出とか、何か工夫が欲しかったですね。

欠点としては、これも前作同様ではありますが、設定、世界観、シナリオは面白いのですが、キャラに対する感情移入というがあまりできないところはあります。

外見、性格、能力とかはそれぞれ非常に濃いんですが、キャラの緻密な心理描写とか、過去が詳細に描かれるとかもないので、陽斗みたいに性格や言動的に無理なのは置いといても、感情移入とかは難しかったです。なので、感動とかもそんなにないですね。

しかし、このブランドの凄い所は上記のようにあまり深みはないにしても、シナリオは面白いし、キャラも魅力的だと思わせるってとこですね。

後、完全に私情ですが、こういうバトルもので、魅力的な女性キャラが揃う中、別にかっこよくもないどうでもいい男キャラが最後まで生き残ってる事に何の喜びも見いだせないので、魅力的な女性キャラを優先して生き残らせて欲しいなと。または、そういうルートくださいって感じでした。お気に入りのキャラが途中退場するのってやっぱ悲しいです。

・キャラについて

主要キャラ紹介

・陸壬 陽斗(CV:ますおかゆうじ)
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本作の主人公。 国立第一高等魔法専科に入学して 2年目になる魔法使い。明るく活発、真っ直ぐで人に好かれる性格だが、時折 抜けている一面も見せる。

強い正義感を持っており、正しくない行為を見過ごすことができない。

・センリ(CV:やじまのぼる)
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歓楽街周辺を根城にする謎多き青年。交友関係は浅く広く、社交的と受け取れなくもない。

暇を見つけると最難関の知恵の輪の解法を探り、ロジカルな思考力を養うクセがある。

・六道 あさひ(CV:香山いちご)
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アカデミーに通う魔法使い。 主人公とは別のクラス。幼い容姿に反して大人顔負けの行動力と決断力があり、たびたび騒動を起こす有名人。

独自の価値観を持ち、周囲から変わり者扱いされているが本人は気にしていない。

・逢鳥 凛久(CV:青葉りんご)
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魔法テクノロジーを利用した製品を開発する企業 “ATORI” の息女。会社で開発した製品のテスターをしており、その扱いは一級品。

幼い頃から大人に囲まれて育ったため、同世代の若者と趣味が合わず好みも親父臭い。

・神前・フィオナ・アンナベル(CV:桃井穂美)
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教会で使徒職に励む笑顔が素敵なシスター。 素直で明るく、何事にも一生懸命な性格。事務作業を一手に引き受け、常日頃から忙しく動き回っている。

使徒はもちろん、教会に居座っている “自警団” からも慕われている。

・ノア(CV:杏花)
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オカルト掲示板の不動の主役であり続ける超常現象。

頻繁に起こる停電時にのみ目撃されることから、“送電線の鉄塔で感電死した怨霊” などと噂されているが真相は定かではない。

前作同様ダブル主人公ですが、センリの方はまあかっこいいですね、見た目も言動も。

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もう一人の方は・・・正義感溢れる少年ってのは構わないんですが、敢えて具体的に書きませんが、毎度毎度のとある決め台詞がいちいちうざったい感がありましたね。まあ、後からだんだん慣れてきましたが、最初ははまあ割とイラッときましたね。ただ、だんだん「あ、ここであの決め台詞来るな。」とか予想して当たると面白かったりしました。見た目はいたって平凡な感じの陽斗くんですが、僕のなかでは結構はやくに相当イッちゃってる人認定しました。相当イッちゃってる人の思考と言動だと思えば読んでても苦痛ではなかったです。まあ、この時点で感情移入もくそもないっては残念ではありましたね。後半になると、若干ウザさも緩和された気がします。

ヒロインは中々魅力的な面々でした。まずフィオナさん、その恰好でシスターって。。。どんだけエロい修道服だよっていう。。。しかも、そのエロい外見からしておちゃらけた感じかと思ったら、とても生真面目な性格という設定と外見と内面が合ってねーと思ってましたが、だんだん、むしろそのアンバランスさ魅力的に思えてきたり。しかも、実はそれにも裏があったりとか。私的に一番お気に入りです。

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凜久ちゃんはぶっきらぼうで淡々とした言動が魅力的ですね。一番内面外面合わせて一番まともなヒロインだと思います。あさひはもう真っ直ぐにイッちゃい過ぎててなんかすげーなって感じでした。

後、脇役ですが、全体的に敵側の方が濃かったですね。味方側には「別にこいついなくてもいいんじゃね?」みたいのもいましたが、記者の紙館さんみたいなカッコいい女性は是非ヒロインにいれてほしかったなと。

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いやほんと紙館さんかっこいいし可愛かったのにもうって感じですよ。。。

・音楽について(音楽:まもも)

特筆する事はありませんが、一つ目、二つ目のOPもかっこよかったし、BGMはまそこそこ良かったと思います。

・CG、演出について(原画:蒔田真記)

キャラ絵、CGともに綺麗です。あまり癖がなく、女キャラはみんな可愛いし、男キャラはかっこいいので、この人の絵は結構好きです。

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バトルシーンの演出ですが、前作と大して変わってない気がします。別にしょぼいとは迄は言いませんが・・・まあ大した事ないです。lightの燃えゲーや少し前にプレイしたインレの「僕は君だけをみつめる」と比べると動きが無く、迫力にも欠け、燃えに関しては正直そこまででもない気がします。ここに関してはあんま期待はしない方がいいでしょう。

ただ、上でも書きましたが、このブランドの場合は燃えよりも、シナリオ、設定、世界観が一番の売りなのかなと思いますので。。。

・まとめ

不満点もありますが、とてもおもしろかったです。シナリオの面白さが前作からはUPしていて、次作も買おうと思えます。後は、上で書いたバトルシーンの辺りが改善されればもう最高なんですが、期待しています。

考察するようなシナリオゲーをしたい方には向かないと思いますが、どんどん読んでしまうシナリオの展開が面白い、設定、世界観が面白い作品がやりたい人にはお勧めできると思います。もちろん、厨二展開が好きな人も。


OP↑

ソーサリージョーカーズ ダウンロード版

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コメント

  1. mxav より:

    私もつい先日にこのゲームをクリアしてきたところです
    前作同様に設定、世界観は良かったです
    シナリオに関しては物凄く良くなっているという印象でした
    今回もW主人公でしたがセンリ√が今回凄く面白くて読むのが止まらなかったですね
    陽斗は序盤はウザサが半端なく萎えていたのだが中盤から良くなってきて終盤は普通に良かったと思います

  2. シナリオゲー大好き より:

    早くもコメントありがとうございます。

    全体的な印象は大体似た感じですね。二作しかやってませんが、魅力も欠点もはっきりしてるブランドって感じがしますね。今作の「フェア」ほどではないかもしれませんが、前作でも「ポジティブ」少々うるさかった気がしますし。まあ、これは欠点というかブランドの色なのかもしれませんが。とにかく今後が楽しみなブランドの一つですね。