天使の羽根を踏まないでっ


MEPHISTO制作のゲーム「天使の羽根を踏まないでっ」の感想、紹介記事を書きたいと思います。 プレイ時間目安:25~30時間

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  ・感動・・・10
・ハマり度・・・10
・キャラ・・・10
・音楽・・・9
・CG、演出・・・9
・総合・・・10

あまり有名ではないんですが、個人的には隠れた名作といっていいほどかなり好きなゲーム。

あらすじ
きっとこれは、神様を×す、物語。

──神様の隣席は空いているとされています。

そして、そこに座る事が許されるのは『μ(ミュー)』だけなのです──

「世界は滅亡する」

なんて言い残した予言者は大昔からたくさんいましたけれど、誰も彼もがお騒がせの山師ばかりでした。

けれど、今よりほんの少しだけ先の“現代”。

予言は真実となってしまいました

本当にやってきた世界の終わりに、人々は為す術もなかったのです。

しかし、私たちを救ってくださったお方がおられました。

“神様”

予言と同じように誰もがまともに信じてもいなかった神様が、この世界をお救いくださったのです

そうして注目されるようになったのが、ここ『聖(セント)ソルイルナ学園』

ここでは『μ(ミュー)』という存在が神様によって選ばれます。

μとは「空席である神様の隣席に座る資格を得た、その耳元に願いを囁く権利を有する者」であり、

そうして世界を救うようにお願いしてくださったのもμなのです。

──そこに私のお嬢様がご入学を望まれた事から、この物語は始まります──

・ストーリーについて(シナリオ:朱門優)

ライターは知る人ぞ知る超独特な文章、世界観の作品を描く朱門優先生の作品。(このゲームはこれ以前の作品よりかは一般受けするかも)

この作品に限りませんが、朱門先生の作品の大きな特徴としては、先に挙げましたが、独特な文章、世界観、そして、緻密な心理描写でしょう。

そしてそれらをじっくり味わい、考察するのが醍醐味ではないかと思います。

といっても、朱門先生の作品の独特さは実際読んでみないとわからないと思いますので、会わない人は合わないかもしれませんが、 一風変わった文章、雰囲気、世界観をお求めの人は是非一度読んで欲しい

このゲームには「太陽の学園編」「月の学園編」(メインは月の学園編なので、太陽の学園からプレイするのがおすすめ)があります。

両方とも、ストーリーの感動はありますが、割と平和で緩やかに進行する「太陽の学園」に比べ「月の学園」の方は「魔術」というファンタジー的な要素が加わり、バトルもあり、それぞれの思惑も交錯し、先が読めない、非常に引き込まれるストーリー展開が待っています。

・キャラについて

主人公はじめ、キャラクターもまた朱門優先生だからこそという感じの、非常に独特な癖があります。(僕はこのライターさんのファンなので、この独特さが堪らなく好きです)

さっきから独特独特とばっかり言っていますが、どういう風に独特なのかというと、、、中々上手い言葉が思いつかないのですが、キャラに関しては考え方だとか、話し方が独特なんですが、とても深い名言も多くて勉強になったりします。

一例↓

「取り乱すという行為は自分を放棄するに等しい。」by先生

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「他人の好意は楽を与えてくれる、けれど、楽は慣れてしまうもの、慣れてしまえば他人の好意が当然となってしまう。そうして楽はいつしか怠惰を産み落とす、私はそれが恐ろしい。だからこの程度のことは、自分自身でやろうと決めているの。」byトロッケンハイト
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キャラが可愛くて、萌えというのもあるのですが、それ以上にそれぞれが強い意志、信念を持っていて、見ていてかっこいいですし、好感が持てます。(朱門優さんの作品のキャラは皆それぞれが「誠実さ」を持っている気がします)

また、主人公は常に女装をしていて、パッと見は普通に可愛い系なんですが、実は武術を習っていて、かなり強くて、 見た目からは想像できないような男らしいかっこよさと、聖人君子のような素晴らしい性格を持ち合わせた最高の主人公なので見所です
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・音楽について(音楽:樋口秀樹、梅本竜、石川直人、歌:WHITE-LIPS)

音楽も良かったですね。太陽の学園のほのぼのとした明るい雰囲気の曲、月の学園のどこか不気味というか、不思議な雰囲気の曲、どちらも世界観のをより際立たせてくれるようなBGMでした。

・CG、演出について(原画:蛇足せんたろう、ヨダ)

キャラ絵は可愛らしくもあるんですが、それよりはかっこいい方が強かったかな。背景なんかもいい雰囲気出ててよかったですね。(特に月の学園の方)

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・まとめ

非常に独特なライターさんですので、好き嫌い別れる作品だとは思いますが、前に出した作品「きっと、澄み渡る、朝色よりも、」「いつか、届く、あの空に。」よりかは理解しやすく、とっつきやすい作品だと思うので、朱門優先生の作品始めての人には一番おすすめしたい作品です。

特に以下の要素を求める人にはおすすめします。

・雰囲気、世界観が良い

・キャラが魅力的

・心理描写が緻密

・主人公最強

・文章が独特

・ファンタジー


OP↑

迷っている人は体験版もありますので、よろしければどうぞ↓
http://mephisto-game.com/angel/download/index_m.html

ブランド公式
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以下の記事は私がこのゲームをやって考えたことです。(ネタバレは極力無し)興味がある方は是非読んでみて下さい。

このゲームを通して一番考えさせられたテーマは「神様」という存在についてです。

人によっては「下らない」「そんなんどうでもいいだろ」と思うのではないかと思います。(実際、私もそう思っていても構わないと思います)

私はこのゲームをやるまで、「神がいるかどうか?」「神とは何か?」なんて本当にどうでもよかったですが、なんだか考えさせられていました。

まず、「神」というものを肯定するとして、あなたはどんなものをイメージするでしょうか?(ちなみに私は地球、というか世界を創造した全知全能の爺さんみたいのを真っ先に想像します)

よくありそうな考え方の一つで「神とは絶対的な存在」という考え方があると思います。しかし、「自分にとって絶対的な存在が神」とすると、人によっては非常に身近な人間、またはものも「神」と成り得ると思います。

それは親であったり、先生であったり、上司であったりするかもしれません。ただ、必ずしも悪いとは言いませんが、こういう考え方での「神」の使い方は割と危険だと思います。

理由は、それが行き過ぎると、何でも「神が良いと言ったから、神が悪いと言ったから」自分の思考、行動を他に委ねるのと同義だからです。

次によくありそうな神様の考え方ですが、私たちは自分たちではどうにもできないことを、「神様お願いします!」って風にお願いすることはあると思います。(例えば、おみくじとか七夕の願掛けとか)

この神様は、「自分にとって都合のいい存在」として使われていると思います。

そして、それこそが「正しい神という言葉の使い方」であると思います。

「神様お願いします!明日の告白が成功してあの子と付き合えますように!」って都合よく、神様に頼って、成功したら、「神はいた!」って喜べばいいと思いますし、失敗したら「神様なんかいねえ」って思えばいいんだと思います。

そんな感じでいろいろ「神」について考えさせてくれた作品でした。


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コメント

  1. ROZEN より:

    管理人様お久しぶりです。
    最近このゲームの記事を読んで、そういえば自分も積ゲーしていたことを思い出してプレイしてみました。

    何と、名作ではないですか!
    このサイトを見ている人たちにネタバレになるといけないので、内容につての感想は控えますが、自分は話が佳境に入ってくるまではダラダラ進めていく方なのですが(グリザイアの果実などルートに入るまで一月ぐらいかかっていました)、最初から結構速いペースで進んで行って、あっという間に終わってしまいました。
    敢えて難点といえば、終盤のラスボスのあの人の長ゼリフが冗長かなと思ったぐらいです。
    音楽もとても良いですね。最近はこのサントラ、リピート率高いです。
    FDか続編がでないかなと思いますが、あまり期待できないのかなと思うと残念です。

    何はともあれ、紹介記事ありがとうございます。ここに立ち寄らなかったら、新作購入資金捻出のためにプレイせずに処分してしまったかも知れません。
    やはり、こちらの記事は何かと参考になります。

    • シナリオゲー大好き より:

      コメントありがとうございます。

      そういって頂けると本当に励みになります。こちらこそどうもありがとうございます。このライターさんの作品はシナリオが面白いのはもちろん、独特な世界観と文章が最高です。余談ですが、このライターさんの新作ゲームを準備しているとのことなので、非常に楽しみです。

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