※この記事はネタバレしてるので未プレイの方は引き返してください。
アニメ化してみてたらなんだがまたプレイしたくなって始めたグリザイア。
やっぱり面白いですこの作品。
こんな下ネタが酷くて、雑学が豊富な作品はそうそうないですね。
あと マキナと天音ルートはやっぱ重いですし、かなり感動もします。
ヒロイン5人はそれぞれ凄惨な過去を持ってるわけですが、中でも天音とマキナはほんと重い。
シナリオ的にも過去的にもまだ一番マシかなと思える由美子でさえ、凡人には分からない程辛いのでしょうが、 目の前で人を殺され(しかも大好きな父親)、その死体と6日間同じ空間で大好きな父親が腐っていく様子を見続けるとか・・・・・・誘拐犯のちょったイかれてる感じで叫びながら何発も銃を撃つっていう演出も効いてました
。
天音ルートの遭難事故からの殺し合い、
そしてそんなマキナのために文字通り命を懸けて戦う雄二の姿には心打たれる。
しかも、僕の中での最強主人公である雄二が一番かっこよく活躍するのもマキナルートだと思う。
麻子にとっての生きる意味であった雄二、そして、雄二にとっての生きる意味であるマキナ、なんか既に一周しているのもあり、感動が増した気がします。
BADエンドはけっこうびっくりしましたね。なんか蒔菜の台詞的に「あれ、BADエンドじゃないのか?・・・あれ、でもなんかプーンて変な音してる?」って思ったら、 ハエがたかっているでかいゴミ袋に話しかける蒔菜。。。そりゃあ、客こねーわ。。。
僕的は神といっていいくらい好きな蒔菜ルートなんですが、グリザイアのアニメ見てたんですが、蒔菜ルートのラスト展開にはめっちゃがっかりしました。
雄二の「人を殺してはいけない。」という麻子にかけられた暗示の点も全然描写されてないし、なんかとんとん拍子に進んで、いきなり清夏さんのとこ行ったと思ったらなんの躊躇いも無しに撃っちゃうし。
雄二の心理描写が無いってのは致命的だったかなって所です。由美子、幸ルートも不満はありましたけど、「まあ、アニメだから仕方ないかな。」って思いましたが、流石に原作やった自分としてはこれはいかんです、省いてはいけないところを省いてしまった。
あと天音ルートは個人的にはBADエンドの方がほんと切なくて泣ける。
天音の、雄二を何がなんで守ろうと 頭を銃でボコボコに殴られながら坂下に食いつく天音の強い想いには涙を禁じ得ない。
雄二も言っますが心底 「周防天音は最高の女だ。」って思わされましたよ。
蒔菜ルートに絶望してアニメ切っちゃったんですが、グリザイアのアニメのスレ見たら天音ルートは中々いいみたいですね。また見てみようかなって思いました。
この画像かなり受けた↑
他のルートでもそうなんですが、グリザイアシリーズで 果実のBADエンドって何気に一番重要なんじゃないかなって思ってます。
楽園ではほんとにみんなが救われるご都合主義の大団円のハッピーエンドになりますが、 「一歩間違えばこんなを結末を迎えたかもしれないこのヒロインたちだからこそ。」
っていうのを考えると、ほんと楽園のエンドは救いです。楽園のラストは批判する人も結構いるみたいですし、気持ちは全く分からないでもないんですが、このグリザイアシリーズにおいては、楽園のエンドは最高だと思ってます。